UFC 250:カサレスがフーパーに判定勝ち

UFC UFC PPV コメント 試合結果
UFC 250:アレックス・カサレス vs. チェイス・フーパー【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年6月6日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 250:アレックス・カサレス vs. チェイス・フーパー【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年6月6日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間6月7日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスにあるUFC APEXでUFC 250が開催され、プレリムの最終戦として行われたアレックス・カサレスとチェイス・フーパーのフェザー級マッチは、フルラウンドにもつれ込むも、終始圧倒したカサレスがユナニマス判定で勝利を収めた。

【プレリム】
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○アレックス・カサレス vs. チェイス・フーパー●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)


アレックス・カサレス

「もっとエキサイティングな試合がしたいし、次はストライカーとやりたいな。ファンのみんなにショーを見せたいからね。今回の試合も見ごたえはあったと思うけど、自分のケリや飛び技にちょっと慎重になってしまった。向こうがそれを望んでいたのは分かっていたし、グラウンドに持ち込んで俺を圧倒しようとしていたと思う。相手は力強かったし、あまり疲れていなかったように思うけど、向こうはスタンディングを強いられるたびに俺の拳と向き合わないといけなくなるから、ガス欠を起こすはずだと考えた。俺が相手のボディに入れれば向こうはそれを食らっていたし、第1ラウンドにはダウンもさせているから、俺のパワーを思い知っているはずさ。みんなに俺の存在を知らしめたい。もうずっとやってきたけど、ここから先も長いからね」


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○イアン・ハイニッシュ vs. ジェラルド・マーシャート●
1ラウンド(1分14秒)TKO


イアン・ハイニッシュ

「やばいね、UFCに来てからランカーとしか戦っていなくて2敗していたから、やっと自分らしく、しかもド派手にフィニッシュできたのは良かった。特に、今はいろんな変更があって、しんどいキャンプだったし、生活も大変だから、全ての努力が報われてうれしい。国境が開放されたら、絶対にタイに引っ越す。キャンプを分けてやるっていうのに興味があるんだ。今回のキャンプはずっと良い雰囲気で取り組めた。高地でのトレーニングはキツイけど、試合中にいつも以上のパワーを出せるようになる。マネジャーと相談するけど、俺はまたランキングを上がっていきたい。今は13位だから、もしユライヤ・ホールに試合の予定がないなら、俺となら良い試合になるんじゃないかな。基本的にはランカーなら誰でもいいんだけどね」


フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○コーディ・ステーマン vs. ブライアン・ケレハー●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)


コーディ・ステーマン

「俺にとってはすべてだ。戦うことが俺の人生だし、戦うことと家族がすべて、それ以外のものが入るスキなんてないよ。人生で一番大事な2つなんだ。もうずっとボロボロさ。いつも涙と戦っている。試合が終わった瞬間から堪えきれなくなった。ラウンドの合間に座っているときだって、何が起きたのか考えただけで目から汗が零れそうになる。でも、しっかりしないと、と思って。しっかり自分のやるべきことをやって、能力を最大に生かして仕事を完遂しないといけなかった。うまくやり遂げられたことはかなり幸運だったと思っている」

(訳注:試合の数日前にステーマンの実弟ジェイコブさんが18歳の若さでこの世を去った。死因については特定されていないとのこと)


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●チャールズ・バード vs. マキ・ピトーロ○
2ラウンド(1分10秒)TKO


マキ・ピトーロ

「自分らしいいい試合ができた、ウェルター級では減量に苦労した。減量後24時間でしっかり水分補給をしたとしても何かが足りない気がしていた。ミドル級での減量はまったく苦じゃなかった。これが俺の正しい階級だ、すべてがしっくりくるね。Apexで試合ができたこと以上に、ここで勝利できたことが嬉しい。次に対戦したい選手は特にいないな。いつでもどこでも試合する準備はできている」


【アーリープレリム】
フライ級マッチ 5分3ラウンド
ジュシー・フォルミーガ vs. アレックス・ペレス
1ラウンド(4分06秒)TKO


アレックス・ペレス

「これはでかいね、いろんな人と戦ってきたけど、これまでで一番タフな相手だった気がする。うれしくもあるし悲しくもあるってところかな。彼との付き合いは長くて、出会ったのは2010年頃。俺はアマチュアの2試合目で、向こうは当時、世界で一番だった。ひと周りした感じだね。戻ってきて彼と戦うなんてね。友達だから戦いたくない相手の1人だったけど、仕事は仕事だ。金を稼がないといけないし、仕方のないことさ。ランキングの順番なんて関係ない。誰とでも戦っていく必要がある。唯一、重要になってくるのは1という数字だけ。それはつまり、チャンピオンを意味する。それ以外は別に気にしていないし、いつでも試合の準備はできている。誰かがケガをした場合に備えて、これから2週間はここにいるつもりだ」


ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●アロンゾ・メニフィールド vs. デビン・クラーク○
判定3-0(28-29、27-30、28-29)


デビン・クラーク

(予防措置として病院に搬送されたため、コメントなし)


キャッチウェイト 5分3ラウンド
●エヴァン・ダナム vs. ハーバート・バーンズ○
1ラウンド(1分20秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)


ハーバート・バーンズ

「2020年はバーンズ兄弟で大暴れしてやろうと思っているし、歴史を作るつもりだ。先週末には、兄ギルバートがとびっきりのパフォーマンスでウェルター級ランキング1位のタイロン・ウッドリーを蹴散らし、それを証明してみせた。今日は俺がベテランのエヴァン・ダナムを下した。つまり、俺たちは歴史を作っているし、今はその途中さ。もともとライト級のトップにいたタフなベテランを相手に良い試合ができたし、気分はかなりいいよ。試合開始と同時にプレッシャーを与える作戦だった。フィニッシュをとりにいくのが俺のスタイルだからな。だから“ブレーズ(炎)”って呼ばれているし、ブレーズらしいやり方で行かないとね。ご覧の通りさ。ダナムは相当の猛者だから、そういう相手に勝てたことはうれしいし、向こうはかなりやる気だったから、第1ラウンドで仕留められて最高だ」
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