日本時間7月30日(日)、アメリカ・カリフォルニア州アナハイムにあるホンダ・センターでUFC 214が開催され、エリック・シェルトンとジャレッド・ブルックスによるフライ級マッチが行われた。
第1ラウンド終盤にブルックスがシェルトンをケージ際に押し込み、ギロチンを仕掛けてフィニッシュを狙ったが、タップを引き出すには至らず。次のラウンドはシェルトンがオクタゴン中央に陣取り、ブルックスの攻めどころを探っていった。残り1分を切る頃に勢いをつけてブルックスをテイクダウンしたシェルトンだったが、うまく逃げられてしまい、逆にタックルを決められてラウンド終了を告げるホーンを聞く。
最終ラウンドもシェルトンがリズムをつかんだ様子で徐々にブルックスとの距離を詰めると、右のカウンターがアゴをとらえてブルックスの膝が崩れかけた。何とかこらえたブルックスはシェルトンの腰にしがみついて難を逃れている。ラスト10秒の合図を聞いて最後のラッシュに出た両者。飛び膝蹴りを狙ったシェルトンの足をつかんだブルックスがシェルトンをマットに倒したところで試合終了となった。
判定の結果、スプリット判定でブルックスに軍配が上がっている。
フライ級マッチ 5分3ラウンド
●エリック・シェルトン vs. ジャレッド・ブルックス○
判定2-1(29-28、28-29、28-29)
ジャレッド・ブルックス
「自分が受けたテイクダウンは違ったと思う。オクタゴン独特の緊張があった。そうはならないと言っていたんだけど、実際はそうなってしまった。UFCの興奮って本当にあるんだね。すべてのプロセスがすさまじい。次の試合ではファンにもっと打撃を見せられると思うし、たくさんの技を披露できるはずだ。エリックはものすごい敵だった。彼の今後の相手もきっと俺と同じように思うだろうし、いつかまた、今度はベルトをかけて対戦できるといいね。次はマゴメド・ビブラトフかベン・グエンはどうだろうかと考えている」