ザビット・マゴメドシャリポフのUFC2勝目達成に大きく立ちはだかるのが、9勝1敗をマークしているブラジル出身のファイター、シェイモン・モラエスだ。UFCファイトナイト上海での対戦結果次第では、シェイモンがフェザー級でマゴメドシャリポフに代わる新星として輝くかもしれない。
バンタム級の選手としてWorld Series of Fighting(WSOF)に参戦していたモラエスが落とした唯一の試合が、後にオクタゴンでもバンタム級で活躍することになるマルロン・モラエスとのタイトルマッチだった。ちなみに、ファミリーネームが同一のこの2人に血縁関係はない。その敗戦以降、Black Houseを代表するファイターであるシェイモンはロビー・ペラルタやルイス・パロミノといったベテランを相手に連勝を飾り、今週末のマゴメドシャリポフ戦に臨む。
現在のフェザー級は興味深い状況にあり、新たな才能にあふれる一方で、ベテランにも生気がみなぎっている。それだけに、注目の若手同士のこの一戦はシェイモンが同階級でどのあたりに位置し、今後に向けていかほどのポテンシャルを秘めているかを見る上で大いに役立つだろう。