日本時間12月10日(日)、アメリカ・カリフォルニア州フレズノのセーブ・マート・センターでUFCファイトナイト・フレズノが開催され、オープニングマッチでミドル級のアントニオ・ブラガ・ネトとトレヴィン・ジャイルズが対戦した。
開始直後から積極的に前に出るジャイルズはジャブを当てながらネトを追いかけていくが、飛び込んだところを捕らえられる。ケージ際に押し込みながらテイクダウンしたネトはマウントポジションを取って関節技を仕掛けていったものの、技が決まらぬままにラウンドが終了した。
相手の出方を見ながらも積極性を維持するジャイルズがネトに強烈な右の一発を食らわせ、ダメージを受けたネトは足元が滑った影響もあり、ふらついてしまったがなんとか持ち直している。その後もジャイルズが有効打を重ねるが、忍耐強いネトを攻めきれず。
第3ラウンドにはネトが早めに動き、ジャイルズをテイクダウンしたものの、腕を取ろうとして逃げられた。スタンディングに戻った後は疲れの見えるネトに対してジャイルズが何度もジャブを打ち込み、パワーを乗せたパンチを数発見舞ったところでネトがついにダウン。追い打ちをかけようとしたが、レフェリーが間に入って試合終了となった。
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●アントニオ・ブラガ・ネト vs. トレヴィン・ジャイルズ○
3ラウンド(2分27秒)TKO
トレヴィン・ジャイルズ
「気分良く試合に臨めたし、このためにしっかり準備してきたから、やれるだけのことはできたと思う。相手に何度かテイクダウンを取られて左フックも数発食らったから、100%完璧にいったわけじゃないけど、最後はフィニッシュできた。ちゃんとトレーニングしていたから相手のグラウンドゲームはそれほど心配していなかったんだ。相手はテイクダウンや柔術を長く練習しているしね。早い段階で相手に捕らえられてしまう可能性はあったけど、ディフェンスにはかなり自信があったから、全然心配していなかったし、もし不安があったら打撃が当たることはなかったと思う。次のビッグチャンスが楽しみだ!」
粘るネトをTKOに下したジャイルズ
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