日本時間1月28日(日)、ノースカロライナ州シャーロットのスペクトラム・センターでUFCファイトナイト・シャーロットが開催され、フェザー級のデニス・バミューデスとアンドレ・フィリが対戦した。
開始の合図と同時に前に出たフィリはリーチの長さを生かしてジャブを打ち込み、一方のバミューデスはタックルを仕掛けて応戦。フィリがアッパーカットを狙った瞬間を捕らえて組み付いたバミューデスはケージに押し込みながらテイクダウンのチャンスを狙うも、フィリが切り返してスタンディングに戻り、しばし撃ち合いが続いた。
次のラウンドもフィリが積極的に打ち込んでいったが、バミューデスが早い段階で組み付く。あまり執着せずにスタンディングに戻った後、バミューデスのジャブをアゴに食らったフィリはやや後退気味になるも、手数を減らすことはなく、タックルを狙う場面もあった。
どちらも力強い打撃を繰り出しているものの、決定打に欠く試合は最終ラウンドを迎えてなお打撃戦となったが、互いに一歩も引かず、最後まで打ち合って試合終了のホーンを聞いた。
勝負の行方を委ねられた3名のジャッジは割れたものの、スプリット判定でフィリに軍配が上がっている。
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●デニス・バミューデス vs. アンドレ・フィリ○
判定2-1(30-27、28-29、28-29)
アンドレ・フィリ
「当然、自分の勝ちだと思っていたから、スプリット判定は謎だ。でも、心配はしていない。自分のことは信じている。もちろん、デニスはレスリングで有名だけど、俺だってできるし、俺にテイクダウンの力があることはあまり知られていなかったと思うから、それを見せられて最高だ。次はトップ10の誰かとやりたい。この階級の歴史上、最強の一人を倒したところだしな。世界のトップと戦うためにUFCに来た。ジムで相当の時間を費やしてきたし、最強になるために他のすべてを投げ打っている。トップ10の誰かとやらせてくれ」
接戦を制したフィリ、バミューデスに判定勝ち
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