手数のモロズに有効打で勝ったヒルが白星

日本時間2月25日（日）、アメリカ・フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターでUFCファイトナイト・オーランドが開催され、女子ストロー級のマリナ・モロズとアンジェラ・ヒルが対戦した。

足を蹴り出しながらプレッシャーをかけるモロズに対してヒルは落ち着いて対応し、牽制の合間を塗って距離を詰めると有効打を重ねていく。相手の様子を見るモロズは手数こそ多いものの、なかなかヒルを打ち崩せない。

第2ラウンドでクリンチを仕掛けてアッパーカットを見舞ったヒルは近づいてきたモロズに組み付き、テイクダウンに成功。しかし、モロズがうまく逃げ出してスタンディングに戻ると、モロズの打撃が当たり始める。ラウンド終盤にはヒルをケージに押し込んで連打を浴びせている。

若干ペースが落ちたものの、フットワークで相手を近づけさせないモロズを攻めあぐねるヒル。どちらも決定的なチャンスを生み出せず、打ち合いの3ラウンドを終えて勝負の行方は3名のジャッジに委ねられた。

結果はユナニマス判定でヒルに軍配が上がっている。

女子ストロー級マッチ　5分3ラウンド
●マリナ・モロズ vs. アンジェラ・ヒル○
判定3-0（30-27、30-27、30-27）

アンジェラ・ヒル

「第2ラウンドと第3ラウンドの間にコーチから言われたの。ラウンドは取っていると思うけど、相手の手数が多いから次のラウンドは大量に仕掛けていかないといけない。相手が取りに来るだろうからって。コーチは過信しない人だから、もし確信がなければラウンドを取ったなんて言わない。第2ラウンドが終わった後、スローダウンしたけど、私の方が力強いショットを当てている感触があった。前回の試合はかなり接戦だったから、確実な勝利を手に入れられるように第3ラウンドはペースを取りにプッシュした。素晴らしいファイターに勝った今はランキング入りしていてほしいわね。ジェシカ・アギラーが対戦相手を欲しがっていると聞いたから、立候補するわ。来週は無理だけど、2週間か3週間あれば。もっともっと経験を積んでいきたいの」