日本時間2月25日(日)、アメリカ・フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターでUFCファイトナイト・オーランドが開催され、セミメインイベントで女子ストロー級ランキング2位につけるジェシカ・アンドラージと5位にランクされるテシア・トーレスが対戦した。
トーレスの右ストレートを食らったアンドラージはダメージを抱えながらも前進を続けて数発のジャブを打ち込む。テイクダウンを狙ったアンドラージを殴り返したトーレスはその後も相手の顔面にパンチをヒットさせていくが、徐々にアンドラージがペースを上げ始めるとプレッシャーをかけられるようになり、ラウンド終盤にはテイクダウンを取られてしまった。
激しい打ち合いとなった最初の5分と異なり、落ち着いた状態で始まるも、アンドラージがテイクダウンを成功させてマウントポジションを確保。トーレスは相手の頭を三角絞めにして攻撃を防ぎ、スタンディングに戻すと第1ラウンド同様に打ち合う展開になる。その後、トーレスがアンドラージの首を捕らえたところ、相手の体を持ち上げてマットにたたきつけたアンドラージがグラウンドゲームを進めようとするが、トーレスの巧みな防御に遭って技をかけられない。アンドラージはテイクダウンを奪いながらも思うような展開に持ち込めなかった。
相手を称え、ハグをかわして始まった最後のラウンドはアンドラージがタックルを仕掛けたのに対し、トーレスはまたも首をつかんでチョークを狙う。スタンディングでしばし打ち合った後、アンドラージが得意のテイクダウンを披露してトーレスにプレッシャーをかけていき、マウントポジションから強烈なパウンドを見舞った。必死にもがくトーレスが逃げ出すも、アンドラージがその度にテイクダウンを取っていく。一時はトーレスが体を入れ替えてマウントを奪ったが、最終的にはアンドラージが盛り返している。
判定に持ち込まれた試合は満場一致でアンドラージに軍配が上がった。
女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
○ジェシカ・アンドラージ vs. テシア・トーレス●
判定3-0(29-27、29-28、29-28)
ジェシカ・アンドラージ
「タフな試合だったのはみんなも分かっていると思うけど、私は始まった時からこうなると思っていた。ライオンとの決闘みたいだったわ。今回の勝利を手に入れるためにグラウンドのスキルを生かさないといけなかったけど、でもそれは予想していた。もう一度、タイトルをかけて戦う時が待ちきれないし、どれだけ成長したかを見せたい。世界最高の女子MMAチームの一員なんだということを見せつけたかった。ヘッドコーチのパラナに心から感謝している。この勝利は彼のものよ!」
アンドラージがトーレスに判定勝ち
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