日本時間4月15日(日)、アリゾナ州グレンデールにあるヒラ・リバー・アリーナにてUFCファイトナイト・アリゾナが開催され、ミドル級のイズラエル・アデサニヤとマービン・ヴェットーリが対戦した。
ヴェットーリの組み付きを退けてテイクダウンを取らせなかったアデサニアはどっしりと構えて相手の様子を見る。ヴェットーリはローキックやミドルキックを織り交ぜながら手数を増やしていくが、アデサニアの指が目に入ってしまい、一時中断。再開後はそれぞれ相手の攻撃をうまく避けており、互いに有効打を奪えない。
第2ラウンドにはアデサニアが前に出始め、相手の技を見切りながらジャブやローキックを当てていった。正確性で上回るアデサニアは要所で有効打を重ねたが、ヴェットーリの様子を見守るシーンも多い。
ヴェットーリがテイクダウンを成功させた最後のラウンドはグラウンドゲームの展開となり、アデサニアを捕らえて離さなかったヴェットーリがプレッシャーをかけていった。ケージ際の攻防では動きが少なくなり、レフェリーにブレイクを指示された後は終盤の追い込みでそれぞれが打ち込んでいったが、時間内に決着せず、勝負の行方はジャッジに委ねられた。
スプリット判定で白星を手に入れたのはアデサニアだ。
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○イズラエル・アデサニヤ vs. マービン・ヴェットーリ●
判定2-1(29-28、28-29、29-28)
イズラエル・アデサニヤ
「満足はしていないけど、勝利は受け入れる。コーチたちが言うように、勝ちは勝ちだけど、俺にはそれじゃ足りない。フィニッシュしたいし、決めきれなかったことは不満だ。ジャッジの1人が彼につけたことは間違いなく正気とは思えない。全然理解できない。第3ラウンドにテイクダウンを取られたけど、最初と2回目のラウンドは俺が相手をまとめていた。1ラウンドだって相手に与えていないはずなんだ。戻って試合を見直してみるべきだろうね。試合は楽しかったし、喜んで勝利を受け入れるけれど、次についてはまだ考えていない」
アデサニアが勝利もスプリット判定に「理解できない」
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