試合が始まってすぐ、パンチを当てていったリネカーに対し、ケレハーも打撃で応戦。ケレハーのジャブがヒットした際にはリネカーの足元がぐらついたが、何とかこらえて試合を続けている。徐々にスピードを上げて打ち合いに展開するも、リネカーの打撃をまともに食らったケレハーがダウンを喫し、追い打ちをかけにいったリネカーがマウントポジションを取った。すぐにスタンディングに戻ると、ケレハーは裏拳で反撃の糸口を探ったものの、リネカーが耐えて逆にケレハーがバランスを崩すシーンもあった。
🤜🤜🤜💥🤛🤛🤛#UFC224 pic.twitter.com/Oi8B2qN7mb
— UFC Japan (@ufc_jp) May 13, 2018
続くラウンドも激しい打ち合いが繰り広げられ、リネカーがワンツーを当てればケレハーもジャブを打ち込んで有効打を稼ぐ。手数はリネカーの方が多いものの、ケレハーは要所で強力なパンチを放っており、一進一退の展開だ。残り1分を切ると、やや疲れの見えるリネカーが背後からケレハーに組み付くも、すぐに体を離して顔面への打撃を繰り出した。
第3ラウンド開始直後、相手の首を捕らえたリネカーはチョークを決めにかかるも、ケレハーにケージに押し込まれて技が解かれる。立ち上がり際、ケレハーがお返しとばかりに首を取りにいくも、リネカーが逃げて再び打ち合いに。ラウンド終盤には相手のアゴに数発をヒットさせ、フィニッシュを狙っていったリネカーが、それまで懸命に耐えていたケレハーに渾身の左フックをクリーンヒットさせ、ダウンを奪ってノックアウト勝利を遂げた。
渾身の一撃👊💥#UFC224 pic.twitter.com/EVa2KHFXWN
— UFC Japan (@ufc_jp) May 13, 2018
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ジョン・リネカー vs. ブライアン・ケレハー●
3ラウンド(3分43秒)KO
ジョン・リネカー
「拳が戻ってきた。“ハンズ・オブ・ストーン”のニックネームをもう一度とどろかせるためには、こういうノックアウトが必要だった。ブラジルで戦うのは本当にうれしい。ファンも助けてくれるしね。アリーナの中にたくさんのエネルギーがみなぎっている。ファンのためにショーを見せるのが好きだ。俺がやっているのはそういうこと。対戦相手については誰も思いつかないけど、もう一度、タイトルに近づくためにトップ5の人とやりたい。目標はタイトルだから、それを追い求める自分を止めるT.J.ディラショーへの挑戦は敗北じゃない」