日本時間5月13日(日)、ブラジル・リオデジャネイロのジュネス・アリーナにてUFC 224が開催され、セミメインイベントでミドル級のジャカレ・ソウザとケルヴィン・ガステラムが対戦した。
互いに足元を崩しにかかった後、ソウザがタックルを仕掛けにいくも、ガステラムがそれをつぶす。それでも、立ち上がり際にガステラムをケージに押し込んだソウザは膝蹴りなどの打撃を繰り出して削っていった。さらに、ガステラムの足を取り、引き込むようにグラウンドゲームに持ち込んだソウザは抵抗するガステラムを押さえつけてマウントポジションを確保すると、鋭いエルボーを打ち込む。逃げるガステラムの腕を取り、パンチを浴びせながらアームバーを決めにかかったもののフィニッシュには至らず。
第2ラウンドはガステラムが強力なパンチを打ち込んでソウザに襲いかかり、これに対応したソウザはハイキックやボディショットを見舞った後、オーバーハンドライトをヒットさせて有効打を稼いでいる。テイクダウン狙いの姿勢を見せる一方で、打撃の手も緩めないソウザだったが、ガステラムの強烈な一撃を食らってふらつき、パウンドを浴びてしまう。何とかしのいだソウザは立ち上がってすぐに攻撃に転じており、数度にわたってガステラムに打ち返し、ラウンドが終わるまで激しい打ち合いを展開した。
インターバルに入った途端、座り込んでしまったソウザは少しの休憩中に気合いを入れ直して最後のラウンドに臨んでいる。どちらも一歩も引かない打撃戦はソウザがハイキックとボディショットを決めた後、ガステラムがテイクダウンに持ち込もうとするも、ソウザが退けてスタンディングに戻った。結局、最後まで決着せず、ジャッジに委ねられた判定の結果はスプリットでガステラムに軍配が上がっている。
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●ジャカレ・ソウザ vs. ケルヴィン・ガステラム○
判定2-1(29-28、28-29、28-29)
ケルヴィン・ガステラム
「勝利を洋装していたけど、フィニッシュしてタイトル挑戦をものにしたかった。今はもらえるかどうか分からないけど、できればそうなるといいね。ノックダウンした後はフィニッシュできると思ったんだ。でも、相手はタフだし、本当に忍耐強い。今回は観客にあまり歓迎されなかったけど、勝った後はそれでもいくらか応援してもらえた」
ジャカレ・ソウザ
「試合は自分が勝ったと思った。多分、第2ラウンドは落としたのかもしれないけど、もっとプレッシャーをかけていったし、いいショットも何発も決めている。ダウンも取ったのに、これだ」
ガステラムがソウザとの乱打戦に打ち勝つ
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