モビスター・アリーナの屋根を突き破るような歓声が聞こえてきたら、ディエゴ・リバスが登場したと思って間違いない。
チリ・チョルチョル出身で26歳のリバスはUFCファイトナイト・チリに参戦する唯一の地元ファイターであり、南アメリカの選手たちに浴びせられる大歓声はリバスの登場で頂点を迎えるだろう。
ジ・アルティメット・ファイター(TUF)ラテンアメリカシーズン1に参戦していたリバスは精巣がんの診断を受けるまで連勝を記録していた。昨年8月にはメキシコシティでホセ・アルベルト・キノネスに判定負けを喫するも、リバスがケージに戻ってきたことがこの一戦における何よりも重要な事実だ。
今、2度目のフルキャンプと共に試合に臨もうとするリバスは、プロになって初めて喫した敗戦を雪ぐべくグイド・カネッティと対戦する。カネッティもTUFラテンアメリカのシーズン1に参加していたメンバーだ。健康状態についてはしっかりとコントロールされ、十分な時が経った今、リバスがバンタム級で何ができるかが改めて見えてくる試合になるだろう。
【注目株】UFCファイトナイト・チリ:ディエゴ・リバス
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