ここ数年のアメリカ・東海岸の総合格闘技界において最高の才能の持ち主の一人に数えられるフリオ・アルセは1月に長らく待たれたオクタゴン登場を果たし、同じくニューカマーのダン・イゲをユナニマス判定で下した。
Ring of Combatの元フェザー級王者にして巧みなストライキングと足さばきを誇るアルセは、昨夏にデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズで勝利を飾り、才能あるファイターがひしめくフェザー級の新星としての立場を確立。イゲとの試合で連勝記録を6に伸ばしている。
ボストンでデビューしたアルセは地元エリアに戻り、UFCファイトナイト・ユーティカのメインカードでダニエル・テイムルと対戦する。
スウェーデンのテイムルは10月に挑んだUFC初戦でダニー・ヘンリーと拳を合わせた。この試合でホットなスタートを切りながらも勢いが次第に衰えたテイムルは、プロとして初めての敗北を喫している。しかし、この敗戦を過去のものとしたテイムルは、ニック・レンツとの試合が決まっている弟のダビッド・テイムルと共にユーティカでの一戦に臨む。
アルセがデビュー戦と同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮し、連勝を7に伸ばすことができれば、今後はさらなる大舞台に上がることが可能になるはずだ。
【注目株】UFCファイトナイト・ユーティカ:フリオ・アルセ
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