日本時間6月2日(土)、アメリカ・ニューヨーク州ユーティカのアディロンダック・バンク・センターにてUFCファイトナイト・ユーティカが開催され、メインイベントの初戦でジアン・ヴィランテとサム・アルビーのライトヘビー級マッチが行われた。
ランキング15位につけるヴィランテは近づいてくる相手に蹴りを食らわせてプレッシャーをかけ、対するアルビーは相手の打撃を警戒しながらジャブを放ってチャンスをうかがう。互いにペースアップした第1ラウンド終盤、アルビーが左の一撃でダウンを奪い、倒れた相手にパウンドを見舞って追い詰めるもホーンが鳴って時間切れ。
スローペースは変わらないものの、アルビーがヴィランテの打撃をうまくかわしながら手数を増やした第2ラウンドを経て迎えた最終ラウンドはヴィランテが手数を増やして攻撃を組み立てたが、フルラウンドにもつれ込んだ勝負の結果はスプリット判定でアルビーが勝利をもぎ取った。
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●ジアン・ヴィランテ vs. サム・アルビー○
判定2-1(28-29、28-29、29-28)
サム・アルビー
「接戦の試合だったのは分かっていたし、3ラウンドとも自分が勝ったと思ったけど、ジャッジは違う風に見ていたらしい。何とかフィニッシュしようとしたけど、しっかりプレッシャーをかけきれなかった。試合の終盤にかけて相手がゲームプランを変えてきたから、序盤の対応と同じようにはいけなくなった。次はコーリー・アンダーソンとやりたい。ランキングを見てみたんだ。今の自分がいる場所を考えると、彼との対戦がいいんじゃないかと思ってね。レスリング経験者だし、ペースをプッシュするタイプ。ウィスコンシン出身、というか少なくともそこで学校には行っているみたいだから、エキサイティングな試合ができるんじゃないかな。金にならない試合ばかりずっとやってきたから、かなり試合をこなさないといけなかったし、今はもうちょっとしたクセになっている感じさ。これをやるのが好き。1年に6試合は最多記録タイだし、セラーニよりも2カ月早く達成した。その間に足首を骨折していたにもかかわらず、だ。とにかく誰よりも多くの試合を戦いたい」
ヴィランテに競り勝ったアルビー
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