日本時間6月10日(日)、アメリカ・イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターにてUFC 225が開催され、アンドレイ・アルロフスキーとタイ・トゥイバサによるヘビー級マッチが行われた。
相手の出方を見つつ互いに前に出る姿勢を維持した2人は足技を繰り出そうとして交錯した結果、トゥイバサがバランスを崩すもすぐに体勢を整えている。先にテイクダウンを取ったのはトゥイバサだが、アルロフスキーは下の状態から相手の体を固定し、攻撃させずにスタンディングに戻した。しかし、トゥイバサの打撃を受けてアルロフスキーがダウンを喫してしまう。持ち直したアルロフスキーはトゥイバサの打撃を食らってダメージが激しいながらも要所で強打を当てている。
その後、手数を増やして徐々にトゥイバサを追い詰めていったアルロフスキーだが、トゥイバサもボディショットを食らわせて削っており、すでに体力を消耗しているアルロフスキーは足元がふらつくシーンもあった。それでも、試合終了のホーンが鳴るまで激しい打ち合いを繰り広げた両者は15分を戦い抜いてファンを沸かせている。
3名のジャッジはいずれもトゥイバサの勝利を支持した。
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●アンドレイ・アルロフスキー vs. タイ・トゥイバサ○
判定3-0(28-29、28-29、28-29)
タイ・トゥイバサ
「ファイト・オブ・ザ・ナイト(敢闘試合賞)でしょ。自分のパフォーマンスは3ラウンドを通して、この階級の俺の立ち位置を示していたと思う。アンドレイ・アルロフスキーはレジェンドだし、元チャンピオンだ。ヘビー級の中では一番タフな1人でもある。序盤に捕まって鼻をカットされてしまったけど、巻き返したし、何度かお返しも食らわせられた。こういう試合こそ、俺の愛するファイティングだ。試練だった。自分の耐久性が試されたし、パワーも何もかも試された。次はまだよく分からないけど、ヘビー級を引っかき回したいから、すぐに戻ってくるつもりだ」
トゥイバサがアルロフスキーに完勝
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