プロ15戦という経歴から見れば、弱冠20歳だとはにわかに信じがたいソン・ヤドン。2013年にキャリアを開始し、2年前には6試合に出場したソンは、12勝4敗1ノーコンテストと4連勝という勢いで今週末のオクタゴンに登場する。
前戦は昨年11月に開催されたUFCファイトナイト・上海でバラト・カンダレから第1ラウンドでのサブミッション勝利を挙げ、UFCロースター内の位置づけを確かなものにしたのにしたソンは、フェリペ・アランテスという強敵を相手にシンガポールで大きな飛躍を遂げようとしている。
30歳のアランテスはUFC参戦を果たして以来、フェザー級とバンタム級で戦った11試合を通じて5勝5敗1分をマーク。経験を積み、あらゆるエリアに精通した“セルタネージャ”ことアランテスは、若きファイターに大きな試練として立ちはだかる才能豊かなベテランだ。
そんな相手とのバトルでデビュー戦のパフォーマンスを再現できれば、ソンはフェザー級の最前線にいる選手と目されるのみならず、ロースター全体における若手トップファイターの一人とみなされるだろう。
【注目株】UFCファイトナイト・シンガポール:ソン・ヤドン
UFCファイトナイト![UFCファイトナイト上海:ソン・ヤドン vs. バラト・カンダレ【中国・上海/2017年11月25日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC via Getty Images)】](https://ufcjapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2017/11/26050615/GettyImages-878902722-719x485.jpg)