既に評価を得ている34歳のキックボクサー、グーカン・サキは昨年9月にUFCファイトナイト・ジャパビュー。第1ラウンドでエンリケ・ダ・シウバをノックアウトし、ライトヘビー級に危険なファイターがやってきたことを広く知らしめた。
12月に組まれていた2試合目はひざの負傷で辞退せざるを得なかったが、その後は体調を整え、UFC 219で当たるはずだったカリル・ラウントリーとのバトルに向けて準備は万端だ。
サキの試合運びにはまだ解決すべき疑問点があるものの、“ザ・レベル“ことサキがライトヘビー級で最もデンジャラスなストライカーの1人であることは明らかで、2018年の後半では広くオープンなライトヘビー級のダークホースになるかもしれない。オクタゴン2戦目で対峙するラウントリーはしばしば輝きを見せる一方、落胆の結果が重なって以前ほど注目はされなくなったが、そのタフネスと執念深さをもってサキと互角の戦いを展開する可能性もある。
再び印象的なフィニッシュを決められれば、サキは今後、ライトヘビー級のランクを駆け上がっていくことになるだろう。信じがたいほどのハイライト映像ですでにその評判は確立されており、ここでラウントリーをねじ伏せることができればトップ15入りを果たしても驚きではない。そして、次回からの対戦相手はさらに評価の高い強敵となっていくだろう。