アリゾナのMMAラボを率いるジョン・クラウチは長い間、自分が軽量級のクラスに集めたファイターたちがいずれ総合格闘技(MMA)界を席巻するだろうと話していた。先週行われたデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズの一戦で28秒ノックアウトというリザルトをもってUFCとの契約を勝ち取ったティー・エドワーズがその一人であり、ドラッカー・クロースもまたその一人だ。
ミシガン州出身で30歳のクロースはデビン・パウエルに勝利したのに続き、昨年7月にはイギリスで有力視されていたマルク・ディアケイジーの進撃を止めている。だが、それから5カ月後、今度は地元に戻ったクロースの方がスウェーデンのストライカーであるダビッド・テイムルにユナニマス判定で苦汁をなめる結果となった。
その敗戦以来となる試合に臨むクロースが勝利街道への復帰目指して相対するのは、ジャクソン・ウインクMMAアカデミーのランド・バンナータだ。
“グルービー”の二つ名を持つバンナータはUFCに登場して以来の4戦全てでファイトボーナスを獲得。ただし、その間の戦績は1勝2敗1分であり、バンナータのダイナミックな攻撃を防いで再び黒星をつけることができれば、常に才能ひしめくライト級での未来がクロースに再び見えてくるはずだ。
【注目株】UFC 226:ドラッカー・クロース
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