【注目株】TUF 27フィナーレ:スティーブン・ピーターソン

TUF
UFCファイトナイト・オースティン:スティーブン・ピーターソン vs. ブランドン・デイビス【アメリカ・テキサス州オースティン/2018年2月18日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・オースティン:スティーブン・ピーターソン vs. ブランドン・デイビス【アメリカ・テキサス州オースティン/2018年2月18日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
フォルティスMMAのファイターである”オチョ”ことスティーブン・ピーターソンは昨年夏、デイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ(DWTNCS)最終エピソードの一つ手前の回でチーム・アルファメールのベニート・ロペスにスプリット判定で敗れ、ロースター入りを逃した。しかし、ジ・アルティメット・ファイター(TUF)ジムで研鑽を積む他の数名の有望株と同様、今年初めにUFCファイトナイト・オースティンで急きょオクタゴンに登場する機会を得ると、結果こそ望むようなものではなかったとは言え、改めてその存在を印象づけている。

同じくDWTNCSに出場していたブランドン・デイビスと当たったオースティンでのこのバトルが敢闘試合賞(ファイト・オブ・ザ・ナイト)に選ばれた結果、ピーターソンに再度のチャンスが訪れた。ピーターソンは来るマット・ベセットとの一戦に、オクタゴン内部で勝利をつかみ、ロースター内の地位を確固たるものにする契機を見いだしている。

対するニューイングランド出身のベテラン選手であるベセットも、ピーターソンと同じような道をたどってこの大舞台にたどり着いた。昨年夏、DWTNCS第1週でノーコンテストに終わった後、直前に決まったエンリケ・バルソラとの試合では黒星を喫しながらも印象的なパフォーマンスを発揮。それまでの8戦では無敗を記録しているベセットが常にタフな強敵であり、ピーターソンをケージ内で圧するスキルを持っていることは間違いない。

だが、元LFA(レガシー・ファイティング・アライアンス)王者のピーターソンにも一貫性に欠ける最近の戦績が示す以上の力があるはずで、ファイトボーナスを獲得した対デイビス戦が次戦に向けた促進剤になるだろう。
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