【注目株】UFCファイトナイト・カルガリー:ガジムラド・アンティグロフ

UFCファイトナイト
UFC 211:ジョアキム・クリステンセン vs. ガジムラド・アンティグロフ【アメリカ・テキサス州ダラス/2017年5月13日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 211:ジョアキム・クリステンセン vs. ガジムラド・アンティグロフ【アメリカ・テキサス州ダラス/2017年5月13日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
オクタゴン初登場から2戦を第1ラウンドのサブミッション勝利で終えたガジムラド・アンティグロフは、ライトヘビー級において“名前が発音しにくい注目の新人”の仲間入りを果たした。その後に組まれた2戦は負傷によって断念せざるを得ず、勢いは一時的に衰えたものの、約1年間の空白期間をおいて今週末に再び頂点への道を歩みだそうとしている。

14連勝をマークしているアンティグロフがUFCファイトナイト・カルガリーで拳を合わせるのはイオン・クテラバだ。フリースタイルレスリングのマスター・オブ・スポーツであるアンティグロフは歌手のP!nkがネイト・ルイスと“Just Give Me a Reason(ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン)”でチャート1位になって以来(編集部注:2013年)、敗北を喫したことがない。

フロリダ州ココナッツクリークのアメリカン・トップ・チームで研鑽を積むダゲスタン出身のグラップラー、アンティグロフは、決してライトヘビー級の最重要選手というわけではない。しかし、ケージ内での交戦期間をコントロールし、自身のゲームプランを迅速かつ効率的に遂行できる形を作り出す能力に優れているのだ。

マルコス・ホジェリオ・デ・リマとジョアキム・クリステンセンからタップを奪ったUFC最初の2戦を合わせてもわずか3分28秒しか使っていないアンティグロフが迅速な仕事を続ければ、再び勢いを取り戻してライトヘビー級におけるダークホースとなるはずだ。
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