UFCファイトナイト・カルガリー:アルドが万感のTKO勝利、イェンドジェイチェクも白星

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・カルガリー:ジョゼ・アルド vs. ジェレミー・スティーブンス【カナダ・アルバータ州カルガリー/2018年7月28日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・カルガリー:ジョゼ・アルド vs. ジェレミー・スティーブンス【カナダ・アルバータ州カルガリー/2018年7月28日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間7月29日(日)、カナダ・アルバータ州カルガリーのスコシアバンク・サドルドームにてUFCファイトナイト・カルガリーが開催され、セミメインイベントでフェザー級元絶対王者のジョゼ・アルドがジェレミー・スティーブンスと対戦した。

開始と同時に前に出ていくスティーブンスに対し、慎重に相手の出方を見たアルドはスティーブンスの打撃を食らって後ずさる場面が多く、第1ラウンド中盤にはスティーブンスの右の強打がさく裂してアルドの足元がふらつく。




しかし、なんとか立て直したアルドは力強いパンチを当てていき、ボディショット2発をお見舞いする。それをまともに食らったスティーブンスは思わず顔をしかめながら倒れ込む格好となり、フィニッシュの好機と見たアルドが追い打ちをかけてパウンドの嵐を浴びせた。必死に耐えていたスティーブンスだったが、防戦一方となったところでレフェリーが試合を止め、アルドのTKO勝利が決まる。




また、メインカードの2試合目には女子ストロー級元チャンピオンのヨアンナ・イェンドジェイチェクが登場し、テシア・トーレスとの一戦に臨んだ。序盤からスピードに乗っていったイェンドジェイチェクはトーレスをケージ際に追い込んで膝蹴りを連打するなど完全に試合をコントロール。果敢にテイクダウンを狙ってくるトーレスを退け続けたイェンドジェイチェクだが、第2ラウンド終盤にトーレスの連打をまともに食らってダメージを受けてしまう。それでも、危なげないパフォーマンスで圧倒したイェンドジェイチェクがフルラウンドを戦い抜いた末に、ユナニマス判定で白星を手に入れた。

【セミメインイベント】
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○ジョゼ・アルド vs. ジェレミー・スティーブンス●
1ラウンド(4分19秒)TKO

ジョゼ・アルド


「最高の気分だ。2敗していたし、自分にもう一度勝つ力があるのか自分でも疑問だったから、思わず涙があふれた。最高のトレーニングキャンプができたし、チームメイトやコーチがいつも、お前はまだチャンピオンだと言ってくれたから、今回の勝利には本当に興奮しているし、特に、いい時も悪い時も、ずっと自分のことを支えてくれた人たちを思うとうれしい。もうすぐ娘の誕生日なんだ。今回の勝利は娘に捧げたい。しばらく休みを取って、少しだけ娘と一緒の時間を楽しむけれど、今でもベルトが目標だから、そこを目指していくつもりだ」

【メインカード】



女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
○ヨアンナ・イェンドジェイチェク vs. テシア・トーレス●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)

ヨアンナ・イェンドジェイチェク


「最高の気分よ。今回の試合は私にとって本当に大事な一戦だった。自分のことは分かっているし、どれだけハードにトレーニングしているかも分かっている。このスポーツで最悪なのは2位じゃダメってこと。でも、負けたファイターをただの敗者なんて呼んでほしくない。何週間も、ものすごい練習に励んで、家族や友達とも離れ離れでがんばっているんだから。今回の試合は私にとって違った。テシア・トーレスが違う風にしてくれた。クリンチが本当にうまくいって、かなり自信もあったし、予想はしていたことだけど、試合に勝ったなら変わる必要なんてある? 私の方がエルボーを打ち込んでいったし、膝も使った。打撃も私の方が多いから、私にとってはいい試合だったわ。ちょっと休むつもり。昨年はかなり忙しかったし、なんていうか、ジェットコースターに乗っているみたいだった。でも、タイトルのチャンスがあるのなら、来週にもフロリダに行ってチャンピオンと対戦するわ。私がナンバー1、目標はベルト(獲得)よ」



ライト級マッチ 5分3ラウンド
○アレクサンダー・ヘルナンデス vs. オリビエ・オービン・メルシエ●
判定3-0(30-27、29-28、29-28)

アレクサンダー・ヘルナンデス


「彼は素晴らしい対戦相手だったし、とにかく全開で行った。今回の試合にはかなりがっかりしているんだ。こんな風に勝ちたかったわけじゃないし、自分のベストなパフォーマンスを見せたい。自分らしくなかった。勝利はうれしいけど、最高のものを見せたくてここにいるし、自分を知らしめたい。今回はそうじゃなかった。相手は予想していた通りの動きだったけど、自分がいつもみたいに動けなかった。自分でいろいろと調整しないと。でも、今年末までにもう1勝したいから、秋頃には戻ってきたい」
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