当初は女子フライ級タイトルマッチが予定されていたが、王者ニコ・モンターニョの体調不良により中止され、アンドラージとコバルケビッチの一戦が繰り上がっている。
圧巻の試合展開だった。開始と同時にアンドラージがコバルケビッチをめがけてラッシュし、先手を取られる格好となったコバルケビッチも応戦して打撃を返すも、アンドラージは多少のパンチを受けようがお構いなしに前へ前へと進み、コバルケビッチへプレッシャーをかける。アンドラージはその後も休むことなくパンチを打ち続けてダメージを与えていき、コバルケビッチのジャブを受け流しながら繰り出したカウンターの右フックがクリーンヒット。
ランキング2位につけるアンドラージが強烈なフック1撃で同4位のコバルケビッチをオクタゴンに沈め、見事に1ラウンドKO勝利を飾った。
【メインカード】
女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
ジェシカ・アンドラージ vs. カロリーナ・コバルケビッチ
1ラウンド(1分58秒)KO
ジェシカ・アンドラージ
「ノックアウトを決めるつもりだった。ムエタイのトレーニングを必死にがんばってきたし、今回の試合に向けてかなり強くなっていたと思う。彼女がパンチを当ててきたら、私はそれ以上に強く打ってやると思いながら挑んだ。こんなに早く決められるとは思っていなかったけどね。カロリーナは本当にタフだから。でも、うれしいわ。過去を振り返れば自分がどれだけ成長してきたかが分かるし、今も毎日少しずつ学んでいる。ここからは私の番よ。タフな相手は全員倒してきた。ローズ・ナマユナスだってもう倒したことがある。ベルトをかけて、ラスベガスのUFC 232でローズと戦いたい」

フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○ザビット・マゴメドシャリポフ vs. ブランドン・デイビス
2ラウンド(3分46秒)サブミッション(ニールバー/膝十字固め)
ザビット・マゴメドシャリポフ
「俺はこのためにやってきた。UFCにもマッチメーカーにもとても満足している。唯一の心配は時間内に新しい相手を見つけられるかどうかだったからね。必死にがんばってきたし、UFC 228のために準備に集中してきたから、このイベントで戦うチャンスを失いたくなかった。次にチャド・メンデスかジョゼ・アルドと戦いと言ったのは最高のファイターになりたければ最高の相手と戦う必要があるからだ」

バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ジミー・リベラ vs. ジョン・ドッドソン●
判定3-0(30-27、30-27、29-28)
ジミー・リベラ
「次をどうするかはマネジャーとコーチとじっくり話し合う必要がある。誰かを選んだり指名したりはしない。もちろん、ファンは戦闘を期待していただろうけど、ジョン・ドッドソンが過去にこの階級のチャンピオンを倒していることを忘れないでほしい。彼は信じられないほど速くてものすごい才能を持っているんだ。つまり、今回の勝利で俺にはタイトル挑戦も可能だってこと。ただ、どうなるかは分からないけどね・・・。もしかしたら、コーディと戦うかもしれないし、マーロンとの再戦、クルーズという可能性もあるな。前回、ケガをしているから。これでトップ5だ。バンタム級でベストファイターに数えられる1人と戦ったんだからな。今日は自分の打撃をしっかり当ててミスを犯さないようにと思いながらオクタゴンに上がった。彼のような相手だと、慎重にならないといけない」

ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○アブドゥル・ラザク・アルハサン vs. ニコ・プライス●
1ラウンド(0分43秒)KO
アブドゥル・ラザク・アルハサン
「最高の気分さ。こんなに早くフィニッシュできるとは思っていなくて、相手はタフなファイターだし、3ラウンドになると覚悟していたから、本当にうれしい。1月以来の試合でしばらく出ていなかったから、すぐにまたやりたい。ミルウォーキーのカードに空きがあると聞いたから、そこに入りたいな。ボスやマネジャーが戦ってほしいという相手がいたら、行く準備はできている」