日本時間6月4日(日)、ブラジル・リオデジャネイロにあるジュネス・アリーナでUFC 212が開催され、セミメインイベントで女子ストロー級ランキング1位のクラウディア・ガデーリャと同2位のカロリーナ・コバルケビッチによる一戦が実現した。
オーソドックスのガデーリャに対し、コバルケビッチが時折スタンスをスイッチしながら細かなコンビネーションを放っていった試合は、2人の距離が縮まるとガデーリャが重たいパンチからの組み付きを狙う。残り時間2分30秒でこれを成功させたガデーリャがスルスルとコバルケビッチの背後に回り込み、丁寧に両足をフックさせた後、すぐに相手の喉元に右腕を巻きつけて締め上げ、1ラウンド3分3秒にコバルケビッチからタップアウトを引き出した。
激しい打撃戦が予想された試合は意外にも、開始からわずかな時間でガデーリャが華麗にリアネイキドチョークを決めてコバルケビッチを完封している。
ただ、試合後に「ブラジル人と戦うときに、以前と同じ相手を想定しているようではダメね。私は新しいクラウディア・ガデーリャよ」と語ったガデーリャは「でも今は人生のちょっと別のことに集中しているの」とタイトル挑戦に関しては含みを持たせた。
ガデーリャがコバルケビッチをチョークで一蹴!
UFC PPV 試合レポート