元Invicta FCストロー級チャンピオンのリビーニャ・ソウザは、昨年秋に果たしたUFCデビューで周囲の話題をさらった。オーストラリアのベテラン、アレックス・チャンバースとオクタゴンに上ったソウザは、81秒で1本勝ちを決め、3連勝を飾ると同時にキャリア13戦中12勝目を挙げたのだ。今週末、ソウザは4年ぶりにブラジルでの戦いに臨み、無敗でUFCへとやってきたニューカマー、サラ・フロータと対峙する。
ソウザは試合のあらゆる側面において超アグレッシブでデンジャラスなファイターだ。第1ラウンドでのフィニッシュのパターンは多岐にわたり、攻撃力に隙きはなく、攻め時とあらばためらいなく一撃を繰り出す。最後にInvita FCに登場してジャネイサ・モラディンに勝利したときからチャンバース戦までの1年と少々の間、負傷によって戦いの場を遠ざかっていたソウザだが、その間に体をさらに絞ってきた。しばしば、わずかな要素が優秀なファイターと第一線のコンテンダーを隔てることがある。
“ザ・ブラジリアン・ギャングスター”の異名を持つソウザの相手を務めるのは、31歳でAstra Fight Teamに所属する無敗のフロータだ。これまでに9勝をマークしているフロータは、昨年の夏にブラジルのファイターのみで開催されたデイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズの1イベントでマイアラ・アマナジャスを第1ラウンドで仕留め、格闘技界に印象を残している。
今のところトップ15圏外にいるものの、ソウザには今年中に女子ストロー級のランキングを駆け上がっていくポテンシャルがある。見どころあるバトルでフロータを退けることができれば、オクタゴン3戦目ではランキング内にいる選手と対戦することも可能だろう。