日本時間2月10日(日)、オーストラリア・メルボルンのロッド・レーバー・アリーナを舞台にUFC 234が開催され、メインイベントでイズラエル・アデサニヤとアンデウソン・シウバのミドル級マッチが行われた。
イベント当日、当初予定されていたロバート・ウィテカー対ケルヴィン・ガステラムのミドル級タイトルマッチが中止になった関係で、急きょ、メインイベントに繰り上がったアデサニヤ対シウバ戦は5分3ラウンドで争われた。
新星アデサニヤと元王者にしてレジェンドファイターのシウバの一戦はファンの期待通り、白熱かつ感動的な試合展開を見せる。
序盤は若さと勢いのあるアデサニヤが積極的に攻めていくも、相手の出方を見守っていたシウバが第2ラウンドにはエンジン全開。予想不能なシウバの動きに、アデサニヤが攻め方を迷う場面もあったが、手数はアデサニヤが上回っている。第3ラウンドまで打っては返すの攻防戦が続き、判定はジャッジに委ねられた。
結果、ユナニマス判定で勝利を収めたアデサニヤはシウバに感謝の思いを伝えながら、その目には光るものがあった。
【メインイベント】
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○イズラエル・アデサニヤ vs. アンデウソン・シウバ●
判定3-0(29-28、30-27、30-27)
イズラエル・アデサニヤ
「他の誰かと戦った時みたいな感じだけど、彼の動きの中にこれまで何度も見てきたものがあったのは確かだ。手を下げたり、飛び跳ねたり、自分がフェンスを背中にした状態でケージ際に呼びつけたり、他の人はそれでやられていたけど、自分は違う。エネルギーはクールだったし、彼と一緒にやれたことは光栄だった。なんて言えばいいのか分からないくらい。まだまだ子供な自分、ファンの自分としては、本当に最高で本当にクールだった。長い目で見れば、あのベルトを次に取りに行くのは間違いなく俺だ」
UFC 234:会場熱狂の試合はアデサニヤがシウバに判定勝ち
UFC PPV コメント 試合結果