日本時間3月24日(日)、アメリカ・テネシー州ナッシュビルのブリヂストン・アリーナを舞台にUFCファイトナイト・ナッシュビルが開催され、メインイベントでウェルター級ランキング3位につけるスティーブン・トンプソンが、ライト級から階級を上げたアンソニー・ペティスと対戦した。
ガードを高くしつつも積極的に前に出るペティスに対し、“ショータイム”の動きを警戒するトンプソンはローキックを放ちながら距離を取る。ヒットアンドアウェイの戦法を取っていたトンプソンはジャブを当て、ペティスの顔からは流血が見られるようになっていったが大きなダメージではなくペティスは退かない。
第2ラウンドも終盤まで一進一退の攻防が続いたものの、残り10秒を切ったところでケージを背にしたペティスがスーパーマンパンチを放つとトンプソンのアゴにクリーンヒット。トンプソンがオクタゴンに倒れてダウンしたところに、すかさずペティスが追い打ちをかけたところでレフェリーストップがかかり、ペティスの鮮やかなKO勝利で幕を閉じた。
【メインイベント】
ウェルター級マッチ 5分5ラウンド
●スティーブン・トンプソン vs. アンソニー・ペティス○
2ラウンド(4分55秒)KO
アンソニー・ペティス
「今回音試合は(トンプソンの)ランキング、世界第4位ということが一番ワクワクした。自分より後ろのやつとなんてやりたくない。特にライト級はね。だから俺は上に行こうって思ったんだ。フェザー級もライト級も、今回のウェルター級も減量がきつかったけど、今回の結果は俺がトップ10に入れるってことを示している。彼がジャブを当ててきていたし、レンジもあったから、ローキックで攻めて、向こうにローキックのことを考えさせながら、足の後ろ側を攻めつつ右の一発を組み立てていったんだ。みんなに楽しんでもらえるショーを見せたい。それが俺のやりたいこと。試合に臨んでみんなの拍手をもらう。みんな、チケットを買って来てくれているんだから、ショーを楽しんでくれているといいな。ウェルター級ではものすごく調子がいい。しばらくここにいるつもりだけど、まだライト級で終わったわけでもない。ウェルター級には何人かいるから、RDA(ハファエル・ドス・アンジョス)ともう一度やりたい。この試合は俺がやりたい試合のひとつだ。あと、ライト級はデイナ(ホワイト)がやらせてくれるなら、バルボーザとゲイジーの勝った方とやりたい」