マイルベク・タイスモフに関するUFC声明

UFC
UFCファイトナイト・モスクワ:公式計量に登場したマイルベク・タイスモフ【ロシア・モスクワ/2018年9月14日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・モスクワ:公式計量に登場したマイルベク・タイスモフ【ロシア・モスクワ/2018年9月14日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
米アンチ・ドーピング機構(USADA)は現地時間11日(木)、禁止薬物の陽性反応が出たマイルベク・タイスモフ(30歳、オーストリア・ウィーン)がUFCアンチ・ドーピング・ポリシー違反で6カ月の出場停止処分を受けたと発表した。

タイスモフが2018年9月15日にロシア・モスクワで行われたUFCファイトナイトの競技内検査で提出した尿サンプルからスタノゾロール代謝物3′-ヒドロキシスタノゾロール-O-グルクロニドおよび16β-ヒドロキシスタノゾロール-O-グルクロニドが検出された。スタノゾロールは蛋白同化薬に属する非特定物質で、世界アンチ・ドーピング機構の禁止リストを採用するUFCアンチ・ドーピング・ポリシーによって使用が常時禁止されている。

陽性の知らせを受けたタイスモフはUSADAにサンプルが採集された当時とその以前に使用していたサプリメントの情報を提供した。USADAは開封されたサプリメントのパッケージを入手するとともに、ロシア・アンチ・ドーピング機構(RUSADA)の協力によってロシアから未開封のパッケージを調達した。WADAが承認するユタ州ソルトレイクシティの研究所で分析した結果、サプリメントのラベルには禁止薬物の記載はなかったものの、開封済み、および独自に調達した未開封のパッケージの双方にスタノゾロールが含まれることが示された。

未公開の禁止物質の含有は、製品が汚染されているとみなされる。該当する製品はUSADAがオンライン上で提供するサプリメントの安全性についての指導および注意喚起の資料“Supplement 411”におけるハイリスクサプリメントのリストに追加される。

UFCアンチ・ドーピング・ポリシーならびに世界アンチ・ドーピング・コードの下、陽性反応が汚染された製品に起因すると断定された場合、処分が軽減される可能性がある。汚染が確立した場所により、非特定物質のドーピング違反に対する制裁は最小で出場停止期間のない戒告から、最大で2年の出場停止にまでわたる。

USADAはタイスモフの陽性反応にいたった環境を考慮し、同選手の違反に対しては6カ月の出場停止が適切と判断した。

タイスモフの6カ月の出場停止期間は暫定的な出場停止処分が科された2018年10月8日に始まるものとする。ルールに基づき、競技結果に関する全ての判断はUFCが行う。

USADAは1年を通じ、全てのUFCアスリートに対して独立したアンチ・ドーピング・プログラムを実施している。USADAは競技の品位を保ち、真のスポーツを喚起し、クリーンなアスリートの権利を守ることを単独のミッションとする独立した非営利、非政府組織である。UFCのアスリート、およびそのサポートチームメンバーが自分たちに適用されるルールを理解するのを支援するため、USADAはUFCアンチ・ドーピング・プログラムのウェブサイトでテストプロセスや禁止薬物、必要な医薬品の使用許可の取得方法、サプリメントやパフォーマンス向上薬、レクリエーショナルドラッグ摂取のリスクと危険性について広範にわたる指導を行っている。さらに、ドラグリファレンスホットラインである“Drug Reference Online(ドラッグリファレンスオンライン)”を運用し、教育セッションを実施するとともに、禁止リストや参照しやすいウオレットカード、定期的なアスリートへのアラート等にも取り組んできた。これらのアスリートに向けたリソースの多くはロシア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、韓国語、日本語を含む複数の言語で提供されている。
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