ラオーニ・バルセロスは昨年夏にカート・ホロボーと2ラウンドにわたって激しい打ち合いを繰り広げた末、最終ラウンドとなった第3ラウンドで強烈なアッパーカットを放って相手を沈めるという活躍を見せた。さらにその4カ月後、バルセロスはクリス・グティエレスにサブミッションを決めて連勝記録を6に伸ばしている。
当初はバンタム級で売出し中のサイード・ヌルマゴメドフとの試合が組まれていたバルセロスだが、予定が変わって今週末に開催されるUFC 237ではニューカマーのカルロス・フアチンを迎え撃つことになった。ペルー出身のフアチンは過去7戦で負け知らずであり、キャリアを連敗で始めて以来は10勝1敗1分を記録している。
話題のプロスペクトから未知のデビュタントに対戦相手が変わったのはバルセロスにとってトリッキーな状況だが、ここでもう一度実力を見せつけるチャンスという一面もある。早々にフアチンを片付けてオクタゴン3戦にして3勝目を挙げることができれば、バルセロスの次なる戦いには大舞台を用意しないわけにはいかないだろう。
【注目株】UFC 237:ラオーニ・バルセロス
UFC PPV![TUFシーズン28フィナーレ:ラオーニ・バルセロス vs. クリス・グティエレス【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2018年11月30日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】](https://ufcjapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2018/12/01181128/GettyImages-1066959102-701x485.jpg)