タイガームエタイからオクタゴンデビューを果たす最新の有望ファイターがグリゴリー・ポポフだ。同じUFC 238出場者のピョートル・ヤンや、最近デビューしたアルマン・ツァルキヤン、ラファエル・フィジエフもプーケットの有名ファイトチームからスポーツ最大のステージへと羽ばたいている。
35歳のポポフは長い連勝記録を引っ提げてUFCにやってくる。また、その登場の仕方も地味なものではなく、バンタム級の主軸であるエディ・ワインランドとの対戦により、いきなりコンテンダーとして名乗りを上げる機会を与えられた。
導入以来バンタム級ランキングの常連となっているワインランドは階級内のベスト・オブ・ザ・ベストを相手にしてきた猛者であり、常にエンターテイニングで接近した激しい戦いを見せ、オクタゴンで12戦して5勝7敗を記録している。
UFCへの移行はポポフにとって大きなステップだが、このレベルまで来ればレイアップはなく、ここが自分の居場所だと証明したいのであれば、こうしたマッチアップでの勝利が必要だ。ここ数年のポポフは地域レベルの競技で圧勝を収めてきた。今こそ、その力が本物かどうかを試すべき時が来た。
【注目株】UFC 238:グリゴリー・ポポフ
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