メインイベント級と言われるほど大注目を集めた一戦は、トップコンテンダーの両者が互いの力をいかんなく発揮する大激闘が繰り広げられるも、2ラウンド終了間際にセラーニが右目を負傷してドクターストップ。ファーガソンの連勝記録が12に伸びた。
【メインカード】
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○トニー・ファーガソン vs. ドナルド・セラーニ●
2ラウンド(5分00秒)TKO(ドクターストップ)
トニー・ファーガソン
「こんな形で勝ちたかったわけじゃない。ものすごく大きな旅路だったし、誰も俺が経験しなきゃならなかったようなことを経験する必要なんてないと思うくらいだ。第2ラウンドで相手の手が下がり始めて、こっちの左はかなり決まるようになったし、向こうはケリを入れてもあまり応えなくなったから、自信が失われ始めたんだろうと思った。そのラウンドの最後に、気持ちがかなり高まって、一発やってやろうと思ったから、ホーンのタイミングでパンチを一発入れたんだ。ホーンの鳴るときにヒットさせたと思うけど、俺が当てようと思っていたのと逆の顔面に当たっちまった。鼻がほぼ折れかけていたと思うし、鼻がやられると目もダメになり始めるんだ。第3ラウンドをファンに見せられなくて残念だし、それについては自分をふがいなく思う。あいつもきっとやりたっただろうから。もし彼がまたやりたいと言うのならできるはずだ。もしカウボーイと俺の再戦でなければ、タイトルに挑戦させてくれ。一度は取ったタイトルだ。なんでこんなにもジェットコースターに乗っているような気持ちになるんだろうな。今回の試合で自分の価値を上げられたと思う。ポワリエがダメになったら、俺がアブダビにいってやってやる。マクレガーが俺と踊りたいと言うのなら、あいつにだって合わせてやるさ。誰だろうとかかってこい」

バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ジミー・リベラ vs. ピョートル・ヤン○
判定3-0(28-29、27-30、28-29)
ピョートル・ヤン
「かなりタフな試合になると予想していたし、ジミーが放ってくるすべての攻撃もプレッシャーもケリも左フックも、全部備えていた。ラウンドの終盤はコントロールをとっておくことが重要で、力強く締めくくることが大事だった。スターリングの試合を見ていたんだ。心から尊敬はしているけど、全然刺激を受けなかった。俺が彼を倒してみせるし、いつかはチャンピオンも倒してやる」

ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●タイ・トゥイバサ vs. ブラゴイ・イワノフ○
判定3-0(28-29、27-30、27-30)
ブラゴイ・イワノフ
「今回の試合は悪くなかったし、相手が強かったから仕事を果たせてうれしい。3ラウンドの準備はしていたんだ。タイのエルボーはこれまで顔面に受けた中で最大級にヘビーだったから、うまくやれたんだと思っている。次は、UFCに考えてもらうよ。今回の勝利が俺にとっては最大の勝ちのひとつだ。しかも最大のMMAイベントで実現させた。目標はトップ5に入ること」