「俺の国は(時差の関係で)もう夜なんだ。娘はもう寝る時間だからさっさと決めたぜ」
日本時間2017年6月11日(日)にニュージーランドのスパーク・アリーナで開催されたUFCファイトナイト・オークランドでルイス・エンリケ・ダ・シウバをわずか22秒で粉砕したモルドバ共和国のイオン・クテラバは短期決戦となった理由をそう語った。
ダ・シウバのジャブにいったん距離をとったクテラバはすぐにジャブ、そして鋭い右のオーバーハンドを強振する。肩越しにこの一撃を被弾したダ・シウバが下がるとクテラバは頭を下げながら一気に距離を詰め、ボディ、そこからジャブフックへ繋げてダ・シウバをノックダウン!
ダ・シウバが後方に吹っ飛ぶと、クテラバは即座に相手の両足の間で立ち上がりながら猛烈なパウンドを連打。ダ・シウバの四肢から力が抜けるとレフェリーのマーク・クレイグが即座に両者の間に割って入り、TKOによる試合の終了を宣告した。
この勝利でクテラバは13勝3敗1ノーコンテスト、ダ・シウバは12勝3敗となっている。