試合が始まり、ガードを上げながらじりじりと距離を詰めるケリーはジャブから左のオーバーハンドを狙っている様子をうかがわせた。しっかりと距離を取りながら散発的にインローとジャブを繰り出して様子を見ていたブランソンが突如ワンツーで突進すると、このジャブに右手の下がったケリーの肩越しにブランソンの左ストレートが直撃! ケリーは後方にうつぶせになるように倒れ込む。
ブランソンが追撃のパウンドに飛び込んだものの、すでに完全に動きの止まったケリーを確認したレフェリーのジョン・シャープが両者の間に割って入り、KOによる試合の終了を宣告した。
MY LEFT STROKE JUST WENT VIRALLLL@DerekBrunson #UFCAuckland pic.twitter.com/Rj3qNKNU6i
— UFC (@ufc) 2017年6月11日
見事なワンツーでケリーを1ラウンド1分16秒のノックアウトに下したブランソンは「アントニオ・カルロス・シウバ(正しくはアントニオ・カルロス・ジュニア)だっけ? 先週勝ったやつだけど、なんか言ってるらしいじゃないか。相手になってやるよ」と語り、前週にブラジルで開催されたUFC 212で勝利を挙げたアントニオ・カルロス・ジュニアとの対戦を要求。
この試合の結果、ブランソンは戦績を17勝5敗とし、ケリーは13勝2敗となった。