【注目株】UFCファイトナイト・ニューアーク：ジョーダン・エスピノーサ

アルバカーキ出身のジョーダン・エスピノーサはデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ（DWTNCS）に2度登場している。シーズン1ではニック・ウルソをあっという間にサブミットするも契約を得られず、再び登場したシーズン2ではライリー・デュトロを退け、その間に同じDWTNCS出演者のC.J.ハミルトンに勝利を収めた。

デュトロへの勝利でオクタゴンへのお呼びが掛かり、エスピノーサは5月にUFCデビューを果たした。エリック・シェルトンに判定勝ちしたそのパフォーマンスは、いや応なくこのフライ級ルーキーに目を向けさせる類いのものだった。優れたスピードとオールラウンドなスキルセットを惜しみなく発揮し、彼は自分より経験豊富な（少なくともUFCに関しては）シェルトンを上回り、ユナニマス判定を勝ち取ってみせた。

オクタゴン2戦目で対戦するのは、ジ・アルティメット・ファイター 24の出演者、マット・“デンジャー”シュネルだ。29歳のシュネルはただ今絶好調で、井上直樹にプロ初黒星を与え、バンタム級に復帰したルイス・スモルカをサブミッションで落として3連勝中だ。

対戦カード上ではそれほど目立っていないかもしれないが、これはハードコアファンやこだわりを持つMMAファンにとってはたまらないリトマス試験紙のようなバウトだ。なぜなら、この結果によってエスピノーサがフライ級ランキングのどこに当てはまるかがすぐに明らかになるからだ。これまでになく好調なやり手のシュネルを追い払い、自身の連勝を6に伸ばすことができれば、エスピノーサは大きな手柄を立てることができる。