韓国のライトヘビー級ファイターであるチョン・ダウンは去る8月にUFCデビューを果たし、中国は上海でカディ・イブラギモフと対戦した。一進一退の興味深い展開となったこの試合の第3ラウンドで、チョンがサブミッション勝利を決めている。
ヘビー級でキャリアを開始して1勝2敗を記録したチョンは、階級を一つ落としてからは負け知らずであり、イブラギモフに対する白星で連勝記録を11に伸ばした。今週、釜山でチョンが対戦するのはデイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズが輩出したマイク・ロドリゲスだ。ロドリゲスはコンテンダーシリーズの初年度にUFCとの契約を勝ち取って以来、1勝1敗1ノーコンテストをマークしている。
チョンは成長目覚ましい国際的なファイターの一人である一方、地元のUFCではない舞台で重ねた勝利からその実力を推し量るのは難しい。イブラギモフ戦で見せたパフォーマンスからは粘り強さと意志力、チャンスを逃さない気力などが垣間見られたが、限界がどこにあるかはまだ分かっていない。
釜山で対戦する31歳のロドリゲスは優秀なチームで研鑽を積んでおり、チョンがその実力のほどを証明するには格好の相手だ。チョンが連勝記録をさらに伸ばすことができれば、来年のライトヘビー級でさらなる注目に値する選手だと見られるようになるだろう。
【注目株】UFCファイトナイト釜山:チョン・ダウン
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