【プレリム】
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●ジョン・フィリップス vs. ハムザト・チマエフ○
2ラウンド（1分12秒）サブミッション（ダースチョーク）
ハムザト・チマエフ
「最高だぜ。プラン通りさ。相手をぶっ倒して、金をもらって帰る。コーチに“レスリングでいけ、テイクダウンしてスマッシュだ”と言われたんだ。だからコーチの言うことを聞いてやった。この階級は俺の階級ではなくて、ひとつ重いんだけど、感触はいい。前にもやったことがあるんだ。同じ階級で。でも、ひとつ下の階級の方が俺にはいい。ウェルター級でチャンピオンになりたい。そこで王者になる。まったく問題なかったし、どんな相手でも同じようにしてみせる。全員をぶっ倒す。1ラウンドか2ラウンドかな。7勝でフィニッシュ7回。来週でも試合できる気分さ。ドナルド・セラーニとやらせてほしいって言ったんだ。やらせてもらえるなら、これほど最高な試合はない。彼が相手でもぶっ倒す。そうなればみんなが話題にするだろうね」
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●リカルド・ラモス vs. リローン・マーフィー○
1ラウンド（4分18秒）TKO
リローン・マーフィー
「UFCでやっていけるってことを示したかった。残りのキャリアをUFCで過ごすつもりだし、トップに駆け上がり、まずはトップ15、それからいつかはチャンピオンになりたい。とりあえず戻って、1カ月は休養、そうしたらトレーニングに復帰して成長あるのみ。俺がやりたいのはそれだけ。デイナ・ホワイトは試合をやり続けるためにものすごくがんばってくれている。自宅を出てアブダビに来られて本当にうれしい。ホスピタリティは最高だよ。今年の末にもファイトアイランドでやるなら、俺は来るよ」
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○モデスタス・ブカウスカス vs. アンドレアス・マイカライディス●
1ラウンド（5分00秒）TKO
モデスタス・ブカウスカス
「もちろん最高の気分さ。対戦相手が決まってからずっと、この瞬間をイメージしてきたからね。フィニッシュすることを思い浮かべてすべてを練ってきた。ケージでようやく達成できたから当然最高だし、歴史的なイベントの一員になれたことも最高だ。これ以上は求められない。最高すぎる。UFCに自己紹介するにはうってつけだろ。でも、まだまだこんなもんじゃない。もっとすごいパフォーマンスを見せるつもりさ。ケージ・ウォリアーズで戦った前回の試合でも相手をまったく同じようにフィニッシュしたから、俺の打撃が当たり始めたら向こうが手こずるのは分かっていた。実は対戦相手と一緒にメディカルルームに行ったんだけど、まだ完全に放心状態で困惑していたから、彼の素早い回復を願っている。自分のレンジでいけると思い始めていたから、違った形でフィニッシュしたかったけど、今回の試合には足を少し痛めていたから、自分の力を発揮するのが少しだけ難しかった。でも、試合に出てエルボーを決められたし、これ以上はないと思っている。チャンスを狙っているから、当てるチャンスがあれば行く。俺はフィニッシャーだからな。11試合のうち10試合がフィニッシュだぞ。いければフィニッシュするつもりで戦っているし、一瞬でもスキがあればそこを狙う。あれがラウンドの終わりだと気づいていなくて、ホーンが鳴ったんだと言われて当然夢中だったから、決まってよかった。俺が蹴ったあとに来ようとしていたから、ちょっとうんざりしていたんだけど、足に不安があったからあまりレンジもタイミングも取れなかった。試合中はほとんど感覚がなかったんだ。とにかくリズムを見つけないと、と思って、できるだけ力を出そうとしながら、タイミングを狙っていった。チャンスがあったから、それをしっかり生かした。次もファイトアイランドの試合がいい。ラスベガスで開催する予定なのは知っているし、パンデミックの状況次第だと思うけど、戻ってくるかもしれないから、そうなったら次もファイトアイランドでやりたい。とりあえず足を治して、腫れが引いたらトレーニングに戻り、新しいチャレンジに向けてトレーニングを再開する。もっとうまくなって成長して、パフォーマンスを改善してもっといいものを見せていきたい」
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○ジャレッド・ゴードン vs. クリス・フィッシュゴールド●
判定3-0（30-26、30-26、30-26）
ジャレッド・ゴードン
「ファイトアイランドに来るまでいろいろあったし、ここに来るまでに邪魔なものに対応しないといけなかった。コロナウイルスをかわしたんだぞ。ここに来るまでのことを想像してみてくれよ。偽陽性だったんだ。ここに来て検査を受けて、“コロナウイルスを持っている”って言われたんだ。なんでだよ？ 俺はここに来るまでに何回も何回も検査を受けた。ここに来たら、俺がコロナウイルスを持っているって言うんだ。偽陽性さ。当然、俺は陰性だし、気分は最高。もしかしたら試合はちょっと退屈だったかもしれないけど、仕事は果たした。ファイトアイランド、UFCの歴史、満足だ。俺が圧倒していたし、フィニッシュまであとちょっとでもう一歩だったけど、それができなかった。フェザー級に戻って最初の試合だったけど、気分は良いし、ここが俺の階級だと実感しているから、ここからいくぜ。ここでは俺はでかい方だし、強さもある。ライト級はみんながでかい。第1ラウンドはちょっと足を使うのにバタついたけど、そこからはパンチも当たり始めたし、テイクダウンも決めてホールドできた。フロアでも相手を圧倒したから、それについては満足している。当然、フェザー級にとどまるよ。少し休みを取るつもりだけど、戻ってきたい。本番はここから。すべてはここからだ。スポットライトを浴びたいし、気分はいい。ケガはないから、いつでもいける。次の相手は考えていない。この数週間やばかったからな。ジムのみんなが陽性結果で、コーチも友達も、フィアンセもそう。俺はこの試合に集中してきたし、ファイトアイランドには一人で乗り込んだけどそれで十分。ちゃんとやれただろ。何週間も隔離生活だったんだ。ここに来るまで2週間はジムに行かなかった。家に帰ってフィアンセの顔を見たい。少しだけ彼女と一緒に過ごす。もう何日も会っていないからね。出発するまで数日間は隔離だったから、20日も彼女と会っていない。だから戻って少し休んでからジムに行く。その時までにジムが再開していれば行くよ」
女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
●ディアナ・ベルビタ vs. リアナ・ジョジュア○
1ラウンド（2分43秒）サブミッション（アームバー）
リアナ・ジョジュア
「とても気分がいいわ。本当に満足している。今日は良い1日ね。サブミッションで、と思っていたけど、アームバーとは思っていなくて。でも、なんでもできるし、アームバーは私のお気に入りの関節技だから、うまくいくの。最初のラウンドで決まるなんて思っていなかったわ。1ラウンドか2ラウンドで、とは思っていたけど、向こうがテイクダウンしてきたからフィニッシュした。2年間、勝利がなかったから本当にうれしい。かなりきつかった。今回は完璧だったから本当に満足しているわ。UFCでは初勝利だし、新しい階級での試合も初めてだった。気分はとてもいいけど、減量がかなりきつい。ものすごく大変なの。だけど、これからは楽になるはず。今回はちょっと短い期間でのオファーだったし、1カ月しかなかったから。次にいつ試合ができるか分からないし、考えてもいないけど、新しいキャンプを希望しているの。アメリカのビザを取りたい。アメリカに行って、そこでトレーニングしてから試合のことを考えたい。今はトレーニングするのが本当に大変。キャンプを変えられなければ、私にとってあまり良くないと思っているわ」
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ジャック・ショア vs. アロン・フィリップス●
2ラウンド（2分29秒）サブミッション（リアネイキドチョーク）
ジャック・ショア
「とても気分がいい。このスポーツのファンはフィニッシュを見たがっているし、判定など望んでいない。そもそも俺は3ラウンドを戦いきっていくタイプでもない。13試合のうち12回がフィニッシュだ。いい感じだな。名誉だと思っている。ビスピンは殿堂入りしているし、レジェンドだ。彼に俺の試合を解説してもらえるなんて光栄だし、俺のことをGSPみたいなタイプだって言ってもらえて、彼は子供の頃のヒーローだからちょっと気がひけるけど、でも喜んでいただくよ。最初のラウンドはちょっととっ散らかった。ロンドンで2日間の隔離があってからアブダビに飛んで、ホテルでさらに2日間の缶詰だったし、天気も生活パターンも、対戦相手の変更も、いろいろあってかなり大変な日々だったけど、でもそういうもんだから仕方ない。ファイターなら逆境に立ち向かわないとな。俺は幸せ者だから。ちょっとした完璧主義者みたいだろ。試合に出るなら、すべての試合の全ラウンドの1秒たりとも失いたくない、そういうタイプなんだ。戻ってからテレビか携帯で試合を見直す。いつも別の見方があるんだ。出だしが少しダメだっただけで、リズムをつかめたら問題なかった。仕事は果たした。試合の合間に成長したい。次の試合には必ずうまくなった自分で臨みたい。毎月戦うようなファイターにはなりたくないけどね。1カ月か2カ月もらえれば、スキルセットを改善できるし、それでオクタゴンに戻ってこられたら最高だ。10月か11月、それなら完璧だ。またアブダビにも戻ってきたい。まだこのきれいな場所をほとんど見られていないんだ。ずっとホテルにこもって減量していたから、今度は旅行で戻ってきていろいろ見て回ったり、少し楽しんだりしたいね」
