序盤は互いに様子見の要素が強かったものの、ラウンドを重ねると徐々に2人ともエンジンがかかり始め、第3ラウンドにはホールがシウバからダウンを奪う。ただ、ラウンドの終了間際だったことからフィニッシュには至らなかった。次のラウンドでも再びシウバをノックダウンしたホールは追い打ちのパウンドを浴びせて決着に持ち込み、KO勝利を遂げている。
【メインイベント】
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○ユライア・ホール vs. アンデウソン・シウバ●
4ラウンド(1分24秒)TKO
ユライア・ホール
「当事者だと説明するのが難しい。でも、この瞬間を供給できたこと、これが彼にとって最後の試合になると分かっていたし、彼は自分がどれだけ尊敬しているかも分かってくれている。感情を抑えきれなかった。この瞬間を共有できたことがうれしい。本当にそれが大事なことなんだ。お互いに尊敬し合っている。でも、それを2人ともあまり見せようとしてこなかった。だけど、お互いにとても尊敬し合っているんだ。それとこれとは別に考えないといけなかったけどね。彼のことを悪く言う必要なんて一切ない。彼だって、俺が彼を見て育ってきたこと、彼のキャリアをほとんど追いかけてきたことを分かってくれている。本当に誇りに思う。UFCのことを考えれば、アンデウソン・シウバのことを考えずにはいられない。素晴らしい王者はたくさんいるけど、彼がやってきたこと、彼がそれをどうやってきたか。彼のことも彼の家族のことも心から尊敬している。彼の子どもたちが今回の試合の見届人にならないといけなかったことは悲しいけど、でもこれが仕事だ。彼はただ、“すごかったよ。俺はキミを誇りに思っている。本当によくやったし、泣くな。悪く思わなくていい。キミはきっとチャンピオンになるさ”と言ってくれた」
