日本時間6月26日(月)、アメリカ・オクラホマ州オクラホマシティで開催されたUFCファイトナイト・オクラホマシティにて、カーラ・エスパルザとマリナ・モロズによる女子ストロー級ランカー同士の一戦が行われた。
初代ストロー級王者のエスパルザは2015年3月、ヨアンナ・イェンドジェイチェクに2ラウンドKO負けを喫して王座転落。その後、ジュリアナ・リマには勝利したものの、昨年2月にランダ・マルコスに判定1-2で惜敗しており、ランキング8位で今回の試合を迎えている。
一方、ウクライナ出身のマルコスはUFC戦績3勝1敗。ここのところはクリスティーナ・スタンチュとダニエラ・テイラーから2連勝を挙げ、ランキングは10位につけている。
試合はパンチで中に入ってテイクダウンを試みるエスパルザに対し、リーチに勝るモロズは腰を引いてディフェンスしながらジャブを伸ばしていく。エスパルザがダブルレッグでテイクダウンに成功すると、ギロチンを仕掛けて抵抗したモロズだが、エスパルザは頭を抜いてパウンドを当てていった。
第2ラウンドはモロズが頭を振ってワンツーのプレッシャーを強める。エスパルザはカウンターのシングルレッグでモロズの体勢を崩すが、モロズはすぐに立ち上がって振りほどいてみせる。モロズが距離を詰めてパンチのコンビネーションを放つと、エスパルザはそれをかいくぐりながら見事にダブルレッグテイクダウンに成功し、上からパウンドを放っていく。モロズが立ち上がることに成功したのは、ラウンド終盤になってからだった。
第3ラウンド早々、エスパルザはモロズの蹴り足をつかんで倒すが、モロズもすぐに立ち上がる。その後、エスパルザは前に出てきたモロズをまたしてもカウンターでテイクダウン。上からパウンドを放とうとしたものの、モロズは下からエスパルザの腕を抱え込んでレフェリーのブレイクを勝ち取った。残り1分、前に出るしかないモロズだが、シングルを仕掛けたエスパルザがまたしてもテイクダウンに成功し、上からモロズの足を蹴ると、試合終了寸前にはもう一度テイクダウンを奪ってみせた。
判定は3-0(30-27、29-28、29-28)で、全ラウンドでテイクダウンを決めたエスパルザを支持した。
全ラウンドでテイクダウンを奪ったエスパルザが快勝
UFCファイトナイト 試合レポート