UFC 255:モレノ、バックリー、アントニーナらがKO勝利

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 255:ブランドン・モレノ vs. ブランドン・ロイバル【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年11月21日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 255:ブランドン・モレノ vs. ブランドン・ロイバル【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年11月21日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間11月22日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFC 255が開催され、プレリムのトリを飾ったブランドン・モレノとブランドン・ロイバルのフライ級マッチは、モレノが第1ラウンドでTKO勝利を収めた。

【プレリム】
フライ級マッチ 5分3ラウンド
○ブランドン・モレノ vs. ブランドン・ロイバル●
1ラウンド(4分59秒)TKO


ブランドン・モレノ

「今回の試合はかなり緊張していた。ブランドン・ロイバルはこの試合に挑むにあたって失うものがなかったからね。俺はこの試合にすべてをかけた。ランキングも、これまでの取り組みも、経験も、すべてだ。本当に緊張した。今はここにこうして勝者としていられることがうれしい。UFCが俺のポジションを尊重してくれて、これまでの仕事ぶりに敬意を払ってくれることを願っている。今回の試合は自分にとってスペシャルなものだったし、第1ラウンドで勝った。ブランドン・ロイバルを相手に1ラウンドで勝負を決めたんだ。あいつは危険なやつだし、彼はこのスポーツの、このフライ級での将来がある。今日は俺の番だった。俺こそが次のタイトル挑戦者だと思っている。みんなにはとても感謝している。みんなのサポートに心から感謝している。これは始まりに過ぎない。まだまだここからがハードなパートだけど、すべてをかける覚悟はできている」


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○ホアキン・バックリー vs. ジョーダン・ライト●
2ラウンド(0分18秒)KO


ホアキン・バックリー

「幸運だと思う。ノックアウトできてとにかくうれしい。忍耐強くいって、チャンスを待った。相手が崩れたタイミングで襲いかかろうとしたんだけど、ハーブ・ディーンがすでに止めに入っていた。第2ラウンド以降は情けをかけるつもりはなかったけどね。常に攻撃性をコントロールしていた。いつも前進するんだけど、同時に考えてもいる。とにかく攻撃性をコントロールすること。それだけだ。いい気分だよ。これで数字が上がるな。宿題をやってきたら、ちゃんと研究してきたら、難しくはないってことを誰でも知っていると思う。向こうは誰のことか分かっているだろうし、1月23日で構わないなら、やろうぜ」


女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
○アントニーナ・シェフチェンコ vs. アリアネ・リプスキ●
2ラウンド(4分33秒)TKO


アントニーナ・シェフチェンコ

「本当に最高の気分よ。この勝利が必要だった。トレーニングキャンプの間はずっと勝利のことだけを考えてやってきたの。もちろん、今日は妹と一緒に戦っている。私たちは2人とも勝たなければいけないの。自分のパートは自分でやらないと、と思っていたし、もちろん、これまでの負けで疑念はあっただろうし、私も疑念はあった。自分自身に対して証明してみせる必要があった。成長するし、また戻ってきて勝利を挙げてみせる。いい意味で違っていたわ。私はこういうのが好きよ。ムエタイで戦う前に、私とワレンチナが同じイベントに出たことがあるんだけど、一緒に試合に出てからもう何年も経っている。今回はかなり団結できていたわ。とにかく毎日、お互いをサポートして、誰も文句なんて考えもしなかったわ。文句でも言おうものなら、ワレンチナがどう思うかしら? ワレンチナが文句を言えば私がどう思うかという話よ。だから、すべて支え合ってきたし、トレーニングの雰囲気もすごく良くて、家でもいい感じだったわ。この3カ月、私はダイエットに励んできた。すべて正しくやりたかったから、ダイエットもすべて、必死に取り組んできた。ケーキを食べることもなく、ソーダも飲まずにね。認められていないものは何ひとつ食べていないわ。ほぼ毎日、リストを作っていたの。終わったらやりたいことのリストよ。だから長くなっちゃったわ。今日からお祝いできるはずよ」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ダニエル・ロドリゲス vs. ニコラス・ダルビー○
判定3-0(27-30、28-29、28-29)


ニコラス・ダルビー

「今回の試合はほぼ予想していた通りにいったと思う。ダニエルは口達者な部分があって、それがベストな形で、自分の予想していた通りに展開した感じかな。ハードに追いかけてくるだろうと思っていたし、実際にそうなった。もちろん、フィニッシュしたかったけど、ケージの中で実感したのは80%の満足感。この階級ではガスタンクが大きい方だと思うから、試合を通して同じペースを維持できたと思うし、向こうが落ちてくるのは分かっていたから、実際にそれを感じたし、特に第3ラウンドはそうだった。でも、彼には脱帽だ。すごい試合だった。自分には間違いなくトップ15やトップ10で競争していくツールがあると思っている。ケージの中で分かったと思うけど、この半年間の環境ではトレーニングやスパーリングのための移動なんかがちょっと難しかったから、いろいろと調整しないといけない。何人か良いスパーリングパートナーがいるんだけど、もう少しだけ俺をプッシュしてくれる人が必要だ。みんな最高だったけど、ステップアップが必要だ。ただ、それがこの環境では難しいってこと。しっかりやれれば、将来に向けてワクワクすることしかないよ」


【アーリープレリム】
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○アラン・ジョバーン vs. ジャレッド・グッデン●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)


アラン・ジョバーン

(予防措置として病院に搬送されたため、コメントなし)


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○カイル・ドーカス vs. ダスティン・シュトルツフス●
判定3-0(30-27、30-27、30-26)


カイル・ドーカス

「勝ちは勝ちだ。パフォーマンスはすごくなかったけど勝利した。それが一番大事なこと。相手がかなり足をロックしてくることは分かっていたし、これまでの試合を全て見てくれたら分かるように、自分はいろいろな種類のレッグロックを受けてきたように思う。レッグロックに備えた練習をしたけど、試合では一瞬の判断だ。相手が仕掛けてきて抑え込まれたけど、うまく逃げ切れたから良かった。試合がどのように進むかは、そこで決まった。来年早々に試合に出てもいい。戻ってきて、ケガをせず、常に上達したい。上達するには十分な時間が必要だ。飛び込みで直前の試合を引き受けたくない。いつでも8週間のキャンプを経て向上する。それが自分にとってはパーフェクトだ」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ルイス・コシ vs. サーシャ・パラトニコフ○
3ラウンド(2分47秒)TKO


サーシャ・パラトニコフ

「最高の気分だよ。今の気持ちを表現するのは難しい。いろいろな感情が混ざりあっているけど、ここにいることができて嬉しいし、結果が出せて本当に満足している。世界中のファンのみんなが試合を楽しんでくれていたらいいな。自分はUFCの中でも、特にこの階級では最もテクニカルなファイターの1人だと思う。この試合は2週間前にオファーを受けて、コロナ(関連の対応)を終えたところだった。2週間ずっとトレーニングせずに隔離されていたんだけど、そうしたら、電話がかかってきたから“やろうぜ”と言ったんだ。フルキャンプで練習できれば、トップに本気で挑めると思っている。みんなテクニックが大好きだし、自分はずっと格闘家として生きてきた。UFC以外、それを示すのに最適な場所は存在しない。これはあくまで自分のポテンシャルの一部にすぎない。自分の人生の中でずっと構想してきたプロジェクトなんだ。UFCの誰を相手にしてもやっていけると思っている。機会さえ与えてくれたら、MMAで一番のジムと言えるシンジケートMMAのオーナーで、自分のメンターでもあるジョン・ウッドをはじめ、コーチたちと一緒にがんばって、やっていけるはず。喜んで試合をするし、前進し続けたい」

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