【メインイベント】
ヘビー級タイトルマッチ 5分5ラウンド
●スティペ・ミオシッチ vs. フランシス・ガヌー○
2ラウンド(0分52秒)KO
フランシス・ガヌー
「最高だ。この感覚はとにかく最高。人生でずっと欲しかったものを想像して、それを手に入れるために苦労して、ときには溺れそうになりながら、もがいて這い上がってきたこともあるけど、今こうしてここにいる。俺たちはやったんだ。本当に最高。自分の感情を整理して実感するには時間をかける必要がありそうだ。今はいろいろな感情があるからね。それが一番大きくなりそう。実感するだけの時間がまだないってことさ。もちろん、最高の気分だけど、今はそれ以上考えられない。頭の中は今ここにいるってことだけ。ああ、なんて最高なんだ。感情や、みんなの思いを考えると特にね。ベルトだけじゃなく、それが何を表しているかも重要だ。理念であり、倫理であり、夢であって人生でもある。俺の後ろにいてくれる人たち、自分の夢と旅路に加わってくれた人たち、俺のことを信じて目標を達成するために必死になってくれた人たち。それがすべてだ。自分自身なんてはるかに超えるものだ。たとえ、タイトルマッチじゃなかったとしても、スティペとは再戦したかった。2018年1月に彼に負けて以来、ずっと彼を相手にタイトルマッチがしたかった。リベンジしたかったし、彼の経歴が物語っているように、彼は史上最高だし、そこで名を挙げられたらいいことだろ。自信はかなりあった。もちろん、自分が背中からダウンしたくなかったのもあるけど、彼をテイクダウンすることさえ考えていたんだ。ずっと力を入れて取り組んできたことだし、グラウンドゲームでもグラップリングでも彼を手こずらせられる自信はあった。彼の倒れ方を見るとケガをしているんじゃないかと思ったけど、彼はタフだから、絶対にチャンスを与えたくなかった。だから追撃した。今日は俺のためだけじゃない。全員のもの。汗をかいてくれた人たち、信じてくれた人たち、世界中の人々、俺のファン、信じてくれたみんなのものだ。それがとても重要だと思っている。そういう人たちが必要なときに力を与えてくれるし、疲れてトレーニングをサボりたくなったときにはモチベーションを高めてくれる。喜んでくれていると思うよ。母に電話したところなんだ。話せなかったけどね。今はカメルーンにいる誰とも話せる気がしない。やばいことになりそうだからね。最高だ。いい意味でクレイジーだ。前回は悪い意味でたくさん涙を流したけれど、今は幸せの涙だ。次はどうするか? ジョン・ジョーンズだろうね。彼がきて、その試合について話したばかりだから。実現させよう」
