UFC 263:リデルがドーバーに判定勝ち、UFC初戦のマッキニーは7秒KOで鮮烈デビュー!

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 263:ドリュー・ドーバー vs. ブラッド・リデル【アメリカ・アリゾナ州グレンデール/2021年6月12日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 263:ドリュー・ドーバー vs. ブラッド・リデル【アメリカ・アリゾナ州グレンデール/2021年6月12日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間6月13日(日)、アメリカ・アリゾナ州グレンデールのヒラ・リバー・アリーナを舞台にUFC 263が開催され、プレリムのトリを飾ったライト級マッチではブラッド・リデルがドリュー・ドーバーをフルラウンドの末に下して勝利を手にした。

【プレリム】
ライト級マッチ 5分3ラウンド
●ドリュー・ドーバー vs. ブラッド・リデル○
判定3-0(28-29、28-29、28-29)


ブラッド・リデル

「もう少しクリーンに、もう少しクールに試合をしたかったんだけど、ドリューが強引に前に出てくるから、ドッグファイトみたいになってしまった。すごく忍耐力が高い。コーチ立ちからは粘って動けと言われていたから、そうすることもあったけど、それ以外は立ってスイングしていたこともあった。勝ててうれしい。スタンディングで格闘するスタイルと、スティックとムーブを混ぜ合わせないといけなかった。それが勝因になったと思うし、あのランダムな打撃やテイクダウンは・・・打撃ではあまり相手が疲れていなかったようだ。レスリングの方がもう少し相手を疲れさせられていたかもしれない。打ち合いの中で相手が少し疲れているように感じられた。ほとんどの人は動揺してバタついたら、ダブルレッグとかそういうものに飛びつくし、自分もそうした。そこから巻き返す必要があったんだ。試合が長くなればなるほど自分は良くなっていくけど、ほとんどの人は悪くなっていく。勝利できて、自分のスキルを高められてよかった。フィニッシュできればと持っているから、すぐにでも実現できるように願っている。勝って勢いをつけられるのはいつだっていいこと。イズラエル(アデサニヤ)には必要ないと思うけど、でも、興奮はしてくれていると思う。あの人は化け物だからね。さっきも言ったように、俺はマッスルカーのようにエンジンが温まってくると調子が出てくるんだけど、あの人はフェラーリのようにド頭から全開でいける。きっと(マービン)ヴェットーリをたたきのめすと思うよ」


ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○エリク・アンダース vs. ダレン・スチュワート●
判定3-0(29-28、29-27、29-27)


エリク・アンダース

「自分のベストじゃなかったのは間違いない。試合はすべて、ボーナスを狙って戦っているけど、その中でも精彩を欠いたパフォーマンスだったと思う。歴史的に見ても、俺は全体的にスロースターターで最後に盛り返すタイプだ。最後のラウンドは10-8だったと思うけど、そういうスコアだったってこと。最終ラウンドがかなり重要だった。最後までやるべきことをやったけど、これがこういう試合やファイターを分けるポイントだと思う。第1ラウンドは誰だってがんばれる。でも、1-1になって迎えた第3ラウンドはどっちがより強く望んでいるかが重要。自分の方が、気持ちが強かったってことを示せたと思う。レフェリーがケージ際で介入する場合は自分たちが何もしていないということ。ゲームプランとしては相手を少しずつ消耗させてプレッシャーをかけ、疲れさせていくことだった。第3ラウンドには疲れていたように見えた。最後は向こうが楽に逆転を許したなとも思う。間違いなく自分のカーディオの方が優れているし、今日はそれを生かせた。正直、最初に勝てていたと思う。最後の最後で重大なミスを犯してしまったから、それがパフォーマンスボーナスになっていたかもしれないと思うと、5万ドルを失ってしまったと言えるかもしれない。巻き返して立て直す必要があった。相手の公平を保つために言えば、向こうが試合をあきらめたわけじゃなくて、レフェリーが彼には続けられないと言ったんだ。だから、彼に再戦を申し込むのが正しいことだと思った」


女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
○ローレン・マーフィー vs. ジョアン・コールダウッド●
判定2-1(29-28、28-29、29-28)


ローレン・マーフィー

「第1ラウンドと第2ラウンドは自分が勝ったと思うし、総合的に良い試合ができたと思う。第3ラウンドは相手に圧倒されたと感じていた。ジョジョは素晴らしいファイターだわ。タイトルコンテンダーとして長い間活躍してきただけの実力を兼ね備えた素晴らしいファイター。判定だったとしても試合に勝てて何よりよ。みんなが思っている以上に私はタフだし、どんな試合展開でも対応できる力を持っている。レスリングでも打ち合いでも、相手の得意な分野でやり合うことができる。体力勝負でも問題ないわ。相手のどんな小さい弱点でも見つけて攻めるのが私のスタイルね。私は長い間ナンバー1コンテンダーとして活躍してきたし、これからもどんな相手だろうと勝つつもり」


フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○モフサル・エフロエフ vs. ハキーム・ダオドゥ●
判定3-0(29-27、29-27、29-27)


モフサル・エフロエフ

「判定ではあったけれど勝ちは勝ちだ。次の試合はランキングトップ10のファイターと試合がしたい。デイナ、次の対戦相手がトップ10じゃなけりゃ、あなたと戦いたい。今回の相手は5連勝中だった素晴らしいファイターで、ムエタイを中心に試合を組み立てる選手だった。まさに俺が3カ月間トレーニングしてきた内容を披露するのに相応しい相手だったな。俺には体力、柔術、レスリングがある。これからも俺より上のランクのファイターを倒していきたい。ランキングトップ10以外のファイターと試合する気はない」


【アーリープレリム】
女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○パニー・キアンザド vs. アレクシス・デイビス●
判定3-0(29-28、30-27、30-27)


パニー・キアンザド

「いい試合だった。鋭い手応えを感じていたけど、相手の強みを意識し続けていないといけないと思っていたから、ちょっと躊躇(ちゅうちょ)してしまった。何発か、うまく打っていけたから、試合には満足しているわ。彼女のケリはとても強い。何発か右を当てていけたから、それで終わりになるかと思ったけど、そうはならなくて。ものすごくタフな相手だったけど、こっちは絶好調だったから。やりたい試合がいくつもあるからこそ、勝とうとしているし、チャンスを現実にしたいの。試合を組んでもらえるように。勝てなければ要求だって通らないでしょ。私のスピードや決意を思い知るべきね。数年前に始めた頃は誰も私がここに来るなんて思っていなかっただろうけど、私は今ここにいる。タイトルを争うことだけを目標にしているわけじゃない。タイトルを勝ち取りたいの。それが違いよ。今夜、対戦することになっていたけど、8月の方がいいんじゃないかと彼女(ラケル・ペニントン)が言っていたというのを聞いた。お医者さんは8月に問題ないだろうって言っていたから、そうなるといいわね」


ライト級マッチ 5分3ラウンド
●マット・フレボラ vs. テランス・マッキニー○
1ラウンド(0分7秒)KO


テランス・マッキニー

「相手が前進してきたのが見えたから、タイミングを見計らっていたんだ。コーチに“相手が前進してきたらワンツーを狙え”と言われていたから、確実に狙ってはいたよ。これ以上ない結果だと思う。UFCチャンピオンになるのがゴールだから、また一歩それに近くことができたと思う。試合中は妙に落ち着いていた。今までで一番落ち着いた状態で試合ができたと思う。アデサニヤと同じカードで戦うことができて嬉しいよ。いつか彼と遊んでみたいね。これからも多くの選手達をKOやフィニッシュで倒していきたい」


フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●チェイス・フーパー vs. スティーブン・ピーターソン○
判定3-0(27-30、28-29、27-30)


スティーブン・ピーターソン

「約2年も試合ができていないこともあり、気分はすごく良いね。ここまで長いこと試合をしなかったことがないから、逆に長い時間をかけて自分の健康状態を調整することができた。過去最高の状態で試合を迎えられたと思う。もちろんフィニッシュで試合には勝ちたかったけど、パフォーマンス自体には満足している。チェイス・フーパーは技術的には優れていると熟知していたし、彼自身も素晴らしい試合をしたと思う。特に体の訛りは感じなかった。試合になったら言い訳はなしだからな。ある程度の時間試合から離れて、確実にアスリートとしての格が上がったとは思う。減量には少し苦労した部分があった。次はランキングトップ15かトップ10のファイターと試合がしたい。ネイト・ランドワーと試合できたら面白いと思う。もちろんゴールはいずれ王者になることだ。今後はまたすぐにジムに戻ってこの連勝のモメンタムを継続していきたいと思う」


ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ファレス・ジアム vs. ルイージ・ベンドラミニ●
判定2-0(29-28、28-28、29-28)


ファレス・ジアム

「いいパフォーマンスだった。相手は柔術の黒帯を持っているから、ジャブと少し足技も、フェイントを使った戦略だった。彼にはいいセコンドがついているし、いいチームもいるから、うれしい。俺は強いし、誰にも仕留められない。アメリカに来たものも初めてだし、アメリカで試合したのも初めて。本当にうれしい。世界中のすべてのファンに感謝したい。アメリカのみんなにも感謝している。アリゾナ、フェニックス、ありがとう。きっとみんなが、俺は若いし、強いと言ってくれると思うし、アリーナにいるみんながいい試合だったと言ってくれるだろうから、満足している。家に帰ってちょっと休む。勝利には満足している。4試合目については良い試合にしたいし、アメリカでやりたい。前回の試合はボビー・グリーンを指名したけど、彼が俺との試合を望んでいたのかどうかも分からない。誰も指名しないけど、俺は若くて強いから、次のチャレンジの準備もできているということは言いたいね。またすぐに会おう」


ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○カルロス・フェリペ vs. ジェイク・コリアー●
判定2-1(28-29、29-28、29-28)


カルロス・フェリペ

「最高の気分だ。思い通りの試合だった。戦闘で、3ラウンドにわたる暴力の嵐。気に入ったよ。ただ、1人のジャッジが相手の勝利を支持したのは気に食わない。どうかと思うね。試合を通してコントロールしたのは俺だ。最初のラウンドはもしかしたら落としたかもしれないけど、第2ラウンドと第3ラウンドはどっちも俺だ。自分が試合に負けたなんて思っていない。マッチメーカーにリクエストがあるんだ。アンドレイ・アルロフスキーとやらせてほしい。アンドレイ・アルロフスキーのことはとても尊敬しているけど、でも、彼の出番はもう終わったと思う。今は俺の番だ。新世代のときが来ている。彼のことは本当に尊敬しているけど、この対戦は意味あるものだと思うよ。9月か10月か、来月でもいけるかな。でも、9月か10月だといいね。彼は手を手術したみたいだから、9月か10月だとお互いにとって完璧だろう。アルロフスキー、あなたのことは尊敬しているけれど、この試合を実現させてほしい。ケンカしようぜ」
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