UFCファイトナイト・ラスベガス29:村田はドクターストップでTKO負け、マルティネスも初勝利ならず

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・ラスベガス29:村田夏南子 vs. ビルナ・ジャンジロバ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年6月19日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
UFCファイトナイト・ラスベガス29:村田夏南子 vs. ビルナ・ジャンジロバ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年6月19日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
日本時間6月20日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFCファイトナイト・ラスベガス29が開催され、村田夏南子とビルナ・ジャンジロバが対戦した女子ストロー級マッチは第1ラウンドにジャンジロバに仕掛けられた関節技の影響が激しく、第2ラウンドを終えたところで村田にドクターストップがかかり、ジャンジロバのTKO勝利が宣言された。

また、UFC初勝利をかけてジョシュ・パリジアンとの試合に臨んだロッキー・マルティネスだったが、スプリット判定の末に敗れてオクタゴン3連敗を喫している。


【プレリム】
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●アレクサ・カムール vs. ニコラエ・ネグメレアヌ○
判定2-1(28-29、29-28、28-29)


ニコラエ・ネグメレアヌ

「勝利。うれしい。痛みも何もない。今回の試合は最初から驚いたし、最初のコンタクトからの序盤はかなり難しかった。フェンスをつかんでしまったことは本当に申し訳ないと思っている。本当に申し訳ない。スコアカードを読み上げられているときも緊張はしなかった。オクタゴンの真ん中で立っていられれば勝利は俺のもの。戻ってくるタイミングはUFCが決めるだろうから分からないけど、ファンの前でやれたらいいね」


女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
●村田夏南子 vs. ビルナ・ジャンジロバ○
2ラウンド(5分00秒)TKO


ビルナ・ジャンジロバ

「本当にうれしい。勝利街道に戻ってこられた。最後はサブミッションを取れると思っていたからとても驚いたわ。打撃のトレーニングに励んできたから、もしかしたらノックアウトできたかもしれない。でも、彼女がケガをして1ラウンドを経た後に止められるような事態になるとは予想していなかった。彼女が回復することを願っている。打撃をかなり練習してきたの。今回はそれを見せたいと思っていた。この階級にいる仲間のファイターたちを尊敬しているけれど、そろそろトップ10の相手とやりたいわ。ランキングを見て思うのは、ニーナ・ヌネスが数少ない相手になり得るかなって。彼女のことはとても尊敬しているし、憧れの存在でもあるけど、そろそろ私もランキングを上がっていくタイミングだと思う」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○ケイオス・ウィリアムズ vs. マシュー・セメルスバーガー●
判定3-0(30-27、29-28、29-28)


ケイオス・ウィリアムズ

「今回は本当に最高だったと思う。UFCにきて、2勝0敗、俺の存在を示せたと思う。サンタクロースのように、ベルを鳴らして自分の名前を誇示できたはず。かなり接戦だった・誰が相手でも覚悟を決めていかないといけないのは分かっていた。自信はあるし、自分を信じている。今回の試合は自分の思い通りになった気がしていたけど、ジャッジの判定はそうじゃなかった。立て直して自分を取り戻さないといけない。自分の力をみんなに示さないといけなかったし、思い出してもらわないといけなかった。勝利街道に戻って来られて最高だ。相手は思っていたよりもタフだった。でも、相手の試合はかなりの穴があったから、それを突いてやろうと思ったんだ。ストレートパンチで何度も捕まえられたけど、それでも相手は戻ってきた。激闘だったし、手こずらせられたよ。それが戦いってもんだ。誰も彼もをノックアウトできるわけじゃない。ファイターとして進化している。今回の試合では自分の力を見せられたと思う。俺のことを信じてくれる人がたくさんいる。どこに行っても、俺のエネルギーをみんなが気に入ってくれるんだ。謙虚なタイプだけど、同時に自信もある。自分の目的を果たし、偉大な存在になるためにここに来たんだからな」


ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○ジョシュ・パリジアン vs. ロッキー・マルティネス●
判定2-1(29-28、29-28、28-29)


ジョシュ・パリジアン

(大事を取って病院に搬送されたため、コメントなし)


ライト級マッチ 5分3ラウンド
●ジョアキム・シウバ vs. リッキー・グレン○
1ラウンド(0分37秒)KO


リッキー・グレン

「腰の手術を受けて長い間休んでいたから、キャリアの中でも一番大きい勝利。ほぼ2年半だ。1年も完全なトレーニングに戻れなかったのはきつかった。ここに戻って来られると思ってトレーニングに集中してきた。本当に感謝している。毎日毎日だ。子供ができるんだ。もうすぐ新しい家族が増えるから、それも少しモチベーションになった。シウバを素早くフィニッシュすることを想像していたけど、絶対にというわけではなかった。誰かをフィニッシュしないと、と思ったときはいつだって実現しなかったからね。これだけ早くいけるとは思わなかった。立て直して来ようとしていたけど、離れずにいた。レフェリーがそこにいたから、とにかく打ち込んでいったら向こうが失神した。夏にでも戻って来られたらいいな。秋までにできればうれしい。1カ月か2カ月で戻ってくることができれば最高。長いこと離れていたから特にね」


女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
○ケイシー・オニール vs. ラーラ・プロコピオ●
3ラウンド(2分54秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)


ケイシー・オニール

「試合前、相手のグラップリングを少し大げさに考えていたの。コーチたちは、“オマエは最高のグラップラーなんだから自分を信じろ”って言ってくれたんだけどね。彼女の背中をとらえた途端、相手が頭を持ち上げてきたからチョークを入れた。フィニッシュできて最高よ。私はグラップラー。最初はキックボクシングを始めたけど、私の体はグラップリングに合っている。誰かの背中をとらえられたら離さない。それを示せてよかったわ。UFCで2戦して2回のフィニッシュ。これ以上の満足感はないわ。まだネバダにきて9カ月しか経っていないのに、それから2試合もしている。時間をかけてファイターとして成長していきたい。新しい技術を学び、注目されるファイターになりたい。この階級の下からトップまで戦いたい。まだ23歳だし、まだ7試合しかしていない。35歳まで戦いたいから、焦りたくないの。全員に勝って、スキルを高めていきたいと思っている」

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