UFCファイトナイト・ラスベガス30:ボーザーの強打を前にノックアウト負けを喫したOSP

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・ラスベガス30:タナー・ボーザー vs. オヴィンス・サン・プルー【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年6月26日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
UFCファイトナイト・ラスベガス30:タナー・ボーザー vs. オヴィンス・サン・プルー【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2021年6月26日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
日本時間6月27日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFCファイトナイト・ラスベガス30が開催され、セミメインイベントで実現したタナー・ボーザーとオヴィンス・サン・プルーのヘビー級マッチは、ボーザーが第2ラウンドでサン・プルーをノックアウトし、勝利を収めた。

【セミメインイベント】
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○タナー・ボーザー vs. オヴィンス・サン・プルー●
2ラウンド(2分31秒)KO


タナー・ボーザー

「最高の気分だ。強烈な形で勝たないといけなかったし、ノックアウトを決められた。興奮している。勝利は勝利にすぎないけれど、ノックアウトやストップは当然、判定勝ちよりいい。俺は仕事を果たすために試合に出ているし、しっかりとやり遂げた。最高だよ。今回の試合はすぐに受けた。“準備はできているし、ケガもない。この船を建て直さないといけないから”と言ったんだ。ある晩、電話がかかってきて、来週の土曜日にサン・プルーと戦うことになったからと言われ、やろうじゃんって。俺は常にトレーニングキャンプ中だけど、前回の試合からは練習できていなかった。というのも、カナダは再入国のときに2週間の隔離があるから。隔離が終わった日に飛行機でラスベガスに戻った。俺のプレッシャーが相手を苦しめていた。一度、向こうがテイクダウンしてきて、あれはいいテイクダウンだったけど、受けて立った。俺をテイクダウンするのに向こうはかなりエネルギーを使っていたし、こっちが立ち上がると、萎縮していた。たくさんのエネルギーを使ってそれを生かせないと、今度はこっちが活路を見いだして足を戻し、もっと速い相手になれる。向こうにプレッシャーをかけ続け、次のラウンドではさらに必死になってテイクダウンしてきたけど、それはかわしたし、それでもまた同じことをやってくるだろうと思っていた。彼はケージを背にして俺の攻撃を受けたくなかっただろうからね。相手がテイクダウンを仕掛けようと頭を下げたときに、きつい膝を打ち込んで、それがフィニッシュにつながった。ビッグベン(ロズウェル)とやりたいと言ったんだ。彼はベテランだし、ものすごく尊敬しているから、お互いにとって良い試合になると思う。ベンだとうれしいけど、そうじゃないなら、誰であろうと戦いたい。時期については・・・また2週間の隔離があるから、今度はトレーニングしないといけない。秋の初め頃、中頃、そのくらいかな。今年中にあと2回は試合をしたい」


【メインカード】
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ラオーニ・バルセロス vs. ティムール・バリエフ○
判定2-0(28-29、28-29、28-28)


ティムール・バリエフ

「うれしい。今回の相手はUFCで5勝0敗だったし、きつい試合になると予想していた。攻めてくるだろうことも分かっていたけど、その準備は整えてあった。必死にトレーニングしたし、今回はもしかしたら最高のキャンプだったかもしれない。次の試合ではもっと良くなると思う。このケージを感じ、この雰囲気を感じ、UFCの一員であることを実感し始めている。本当にうれしい。自分のパフォーマンスには満足している。勝っても負けても引き分けでも、自分が必死に戦ったことは分かっている。コーチや家族を誇りに思えたし、それが一番大事なこと。でも、もしかしたら引き分けか、自分が勝つだろうとは思っていた。それが唯一の結果だと思っている。ケージの中で言ったばかりだけど、この階級の一番強いヤツらとやりたい。スタイル的に一番タフなヤツを用意してくれ。誰であろうと自分のやり方でぶっ倒す。戦うためにここにいるんだ。一度やったけどトレビン・ジョーンズと戦えたらいいね。リベンジしたい。俺たちはハイランダーで、相手は山から来ている。友達のラオーニ・バルセロスがサイード・ヌルマゴメドフを倒したけど、俺たちは常に反撃を考えている。もし、トレビンと再び戦えたら、きっと彼なら受けてくれるだろうし、彼のことは尊敬しているけれど、もう一度、戦えたなら、彼を仕留めるつもりだ」


フェザー級マッチ 5分3ラウンド
アンドレ・フィリ vs. ダニエル・ピネダ
2ラウンド(0分46秒)ノーコンテスト(偶発的なアイポークにより判定なし)


(ノーコンテストのためコメントなし)


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○ティム・ミーンズ vs. ニコラス・ダルビー●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)


ティム・ミーンズ

「ボクシング、ムエタイ、それらすべてを含めて今回が自分にとっては50戦目。最高の節目だね。今日のショーに出ている若い選手たちを見ていると、自分が37歳だということを実感するし、17歳からやっているけどあっという間に時間が過ぎたように感じる。その間、さまざまな感情がジェットコースターのように押し寄せてきた。ここに立っていることを誇りに思う。ケンカをするのは簡単なこと。特に今はコーチの声を聞くのが簡単だからね。隅にいる彼らの声が聞こえるし、みんなは俺をいつものところに戻してくれる。第3ラウンドにでかい一発を食らわせられて、自動操縦のようにレスリングが効いたし、クリンチゲームもあって・・・。コーチたちが本当によくやってくれた。いろんなことを一緒に経験してきたけど、今もここに立っていることを誇りに思う。彼らと一緒に始めて一緒に終えられたことは本当に良かった。より優れたアスリートになり、より良いチームメイトになることで成長できたと思っている。ジムでのコーチとしても成長したし、全体的に耳を傾けるのがうまくなった。毎日、仕事用のブーツを履き、起きて襟付きのシャツを着て仕事に行かなければならないことがどういうことなのか、俺には分かる。どん底に落ちたときに自分を奮い立たせることがどういうことかも分かっている。これをチームメイトや仲間たちに伝えられることを誇りに思うよ。やめるつもりはない。チャンスがある限り、息をしてパンチを打てる限り、相手の前に出て戦うつもりだ。誰かにシールドを張られるかもしれないし、自分がシールドを外すかもしれないけど、その時まではみんなの前で必死にがんばるつもりだ」


ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ヘナート・モイカノ vs. ジャイ・ハーバート●
2ラウンド(4分34秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)


ヘナート・モイカノ

「強めに行ってサブミッションかフィニッシュしないといけないと思っていた。そのためにトレーニングしてきたし、幸運にも達成できた。特にトレーニングしたのは相手を倒して背中を取ること。そうするつもりだったんだけど、第1ラウンドで仕留めることを期待していた。相手の試合はすべて見たけど、いつも背中を取られている。こっちが何をするかは分かっていただろうし、背中を見せないようにしていたんだと思うけど、第2ラウンドにグラウンド・アンド・パウンドで強気に行ったら、相手が背中を見せてきたからリアネイキドチョークを仕掛けたんだ。グラウンドゲームでは俺の前に戦ったブラジル人ファイターに何が起きたのか見たばかり。彼は相手の背中を取ってサブミッションを狙っていたけど、俺の場合、グラウンドゲームではがまんが必要だ。コントロールすることが大事だからね。相手をコントロールしてエネルギーを使わず、適切なタイミングで仕掛ける。これが俺のやり方だ。この試合でがまんできたことは本当によかったと思っている。相手がタップしてくれたこともうれしい。試合に勝つとはどういうことか、どう説明すればいいのか分からない。俺にとっては世界で最高の気分だし、今から1週間後にはそういう気分になっているだろう。本当にうれしい。次の試合は絶対にトップ15とやりたい。UFCにベストな相手を求め続けている。与えてもらえる中で最高の相手を求めているんだ。イスラム・マカチェフとか、(グレゴール)ガレスピー、そういう選手がいいね。最高のレスラー、最高のストライカー。そうなればもっといい。最高の相手とやりたい」
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