マックス・ホロウェイがフォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワードを受賞

UFC
UFCファイトナイト・ファイトアイランド7:マックス・ホロウェイ vs. カルヴィン・ケーター【アラブ首長国連邦・アブダビ/2021年1月17日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFCファイトナイト・ファイトアイランド7:マックス・ホロウェイ vs. カルヴィン・ケーター【アラブ首長国連邦・アブダビ/2021年1月17日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFCは現地11日(木)、元UFCフェザー級チャンピオンのマックス・ホロウェイが『Toyo Tires®(トーヨータイヤ)』が提供する2021年フォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワードの受賞者に選ばれたことを発表した。UFCの殿堂に入ったフォレスト・グリフィンの名を冠するこの賞は、UFCアスリートによるボランティアやチャリティへの卓越した取り組みや、コミュニティへの尽力が与えた大きな影響を表彰するものだ。

フォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワードはUFCオナーズの会長賞の一部とし、UFC会長デイナ・ホワイトの選出によって毎年授与されている。トーヨータイヤが提供するUFCオナーズは、UFCアスリートやパフォーマンス等を毎年表彰するプログラムだ。

2021年のフォレスト・グリフィン・アワードの受賞者として、ホロウェイは自分が選択するチャリティ事業への寄付として2万5,000ドル(約290万円)を受け取る。すべての寄付はトーヨータイヤの厚意によるものだ。

ホロウェイは第10回UFCインターナショナル・ファイト・ウイークの一環として、2022年UFC栄誉の殿堂のセレモニーでこの賞に浴することになる。このイベントはUFCファイトパスで生配信される予定だ。

「マックスは驚くほど優れたアスリートであるだけではなく、コミュニティに還元することを楽しんでいる素晴らしいロールモデルでもある」とUFC会長のデイナ・ホワイトは述べた。

「マックスはアスリートたちがいかに自分たちのプラットフォームを活用してチャリティの認知を高められるかという点で有益な例になりながら、恵まれない人々を助けてきた。彼にこの賞を贈ることができて光栄だ」

トーヨータイヤのイベント・スポンサーシップおよびモータースポーツ部門シニアマネジャーのスタン・チェンは「フォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワードの受賞者に選ばれたマックスにお祝いを述べる。マックスは地元であるハワイのコミュニティを支えるべく無私の努力を注いできたことを認知され、表彰されるべきであり、われわれは喜びをもって彼の選んだチャリティ事業に彼の名前で2万5,000ドルを寄付する」と話した。

2020年、ホロウェイはアメリカ中を旅して軍の基地や子どものための病院を訪れ、病を抱える子どもたちと1対1で会ってきた。また、2月にはUFCと提携してネバダ州で唯一の小児科病院である『Cure 4 The Kids Foundation(キュア・フォー・ザ・キッズ・ファウンデーション)』を訪れている。この訪問の中でホロウェイは玩具を提供し、さまざまなガンと戦う子どもたちを鼓舞した。

パンデミックがハワイの観光業に与えた影響と州全体の40%を上回る失業率を受け、ホロウェイは2度のMLBワールドシリーズチャンピオンであるシェーン・ビクトリノ、5度の世界サーフリーグチャンピオンであるカリッサ・ムーア、『The Ultimate Surfer(ジ・アルティメット・サーファー)』シーズン1のウイナーであるゼイク・ラウといったハワイのセレブリティたちと共に“ALL4HAWAII Challenge(オール・フォー・ハワイ・チャレンジ)”に参加。これはハワイとマウイのフードバンクに金銭的なサポートと世界的な認知向上をもたらすための、オンライン上の寄付活動だ。

このチャレンジはユニークな寄付活動で団結すべく、ハワイの多くの人々にインスピレーションを与えた。ホロウェイがこの取り組みに提供したのは、プライベートなトレーニングセッションとディナーへの参加権だ。チャレンジは大きな成功を収め、ハワイ諸島全体の食の面での不安定さに取り組むべく、5万ドル(約570万円)の資金を集めた。

2020年7月、ホロウェイはアラブ首長国連邦アブダビのファイトアイランドで開催されたUFC 251の試合で着用したUFCファイト・キットをオークションにかけることによって、さらに2万1,000ドル(約240万円)を『Hawaii Foodbank(ハワイ・フートバンク)』に寄付。

ホロウェイはこの年の終わりまでハワイ・フードバンクの世界的なアンバサダーとしての役割を続け、その認知を高めるとともに、必要としている人々に食事を届けるための資金を集めた。ホロウェイは7月の時点で自身のオンラインショッピングサイト『www.shopmaxholloway.com』(リンク先は英語のみ)を立ち上げており、試合後の売り上げの一部がハワイ・フードバンクに寄付されている。

ホロウェイが主導したキャンペーンによって、これまでに20万食が支援を必要としているハワイの家庭に届けられた。

2021年、ホロウェイは地元のコミュニティにおける活動を続けつつ、他のチャリティキャンペーンもサポートしている。4月にはNFLの“2021 NFL Draft-a-Thon(2021年NFLドラフタソン)に呼ばれている。3日間にわたってバーチャルな形で実施された“Draft-a-Thon”では『Feeding America(フィーディング・アメリカ)』、『Mental Health America(メンタル・ヘルス・アメリカ)』、『The CDC Foundation(CDC財団)』、『The Education Trust(エデュケーション・トラスト)』を支援するための資金が60万ドル(約6,850万ドル)集まった。

積極的に活動するゲーマーでもあるホロウェイは、『Facebook Gaming(フェイスブック・ゲーミング)』のストリーミングでゲームのプレーやレビューを行い、ファンを楽しませる傍らで食料不安やメンタルヘルスの問題への認識を高めている。

現時点でフェザー級ランキング1位のホロウェイは28試合の戦歴を持つベテランであり、これまでに22勝6敗(UFCで18勝6敗)を記録する中で、2010年のUFCデビュー以来、フェザー級とライト級の両ディビジョンで戦ってきた。

オクタゴンの中で送った年月の中で、ホロウェイはUFCライト級王者のチャールズ・オリベイラ、元UFCフェザー級王者のジョゼ・アルド(2勝)、元UFCライト級王者のフランキー・エドガーとアンソニー・ペティス、UFCフライ級のブライアン・オルテガらを倒し、ファンからの高い人気を集めている。
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