UFCがライト級タイトルマッチと共に再びアブダビへ

UFC PPV 対戦カード
UFC 267:オクタゴン【アラブ首長国連邦・アブダビ/2021年10月30日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
UFC 267:オクタゴン【アラブ首長国連邦・アブダビ/2021年10月30日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)】
日本時間10月23日(日)、アブダビにオクタゴンが戻ってくる。ヤス島のエティハド・アリーナを舞台に、チャールズ・オリベイラがイスラム・マカチェフと空位になっているライト級の王座を争う予定だ。

UFC 280:オリベイラ vs. マカチェフは世界最高峰の総合格闘技団体であるUFCとアブダビ文化観光局(アブダビDCT)の2019年に始まった提携による最新のイベントになる。

UFC 280と連携して、10月17日(月)から10月23日(日)には他のスポーツやエンターテイメントイベントから成る『Flash Entertainment(フラッシュ・エンターテイメント)』提供“アブダビ・ショーダウン・ウイーク”が再び開催されることになっている。

先日、ジャスティン・ゲイジーに圧勝を収めたオリベイラ(33勝8敗1分、ブラジル・サンパウロ)は、タイトルを再度手にすることを目指している。オリベイラは2021年5月にマイケル・チャンドラーを第2ラウンドで仕留めてベルトを手に入れた7カ月後、ダスティン・ポワリエを相手にタイトル防衛に成功。しかし、5月に実施されたゲイジー戦で計量に失敗しており、この試合で勝った場合に王座に就く資格があるのはゲイジーだけだった。ゲイジーを第1ラウンドでサブミットしたオリベイラは、少なくとも階級内でのトップという立場を維持。UFCの最多フィニッシュ記録(19回)を伸ばすと同時に、最多サブミッション記録(16回)も更新した。そんなオリベイラはアブダビでタイトルを取り戻すことだけを見据えている。

マカチェフ(22勝1敗、ダゲスタン共和国マハチカラ)はすでにアブダビで人気のファイターであり、アラブ首長国連邦の首都で2019年と2021年にそれぞれダヴィ・ラモスやダン・フッカーとバトルしたことがある。ヌルマゴメドフのチームに在籍するマカチェフは10連勝の波に乗っており、前戦ではボビー・グリーンをテクニカルノックアウトで破った。才能あるグラウンドファイターであるマカチェフはMMAキャリアを通じて10回のサブミッション勝利を決めており、事実上の“ホーム“とも言えるアブダビの観衆の前でオリベイラを倒し、ライト級チャンピオンになることを狙う。

また、このイベントではUFCウェルター級ランキング5位のベラル・ムハマッドが自身のポジションを守るべく、急速に駆け上がってきたランキング9位のショーン・ブレイディと対戦。今のムハマッドにはUFCキャリアで最高の流れがきており、ビセンテ・ルーケやスティーブン・トンプソン、デミアン・マイアらに対する白星を含め、ここ8戦で無敗となっている。ここで再び問答無用のパフォーマンスを見せ、タイトル争いに近づきたいところだ。これまでに黒星をつけられたことのないブレイディはマイケル・キエーザ、ジェイク・マシューズ、クリスチャン・アギレラを倒した勢いそのままに、初のトップ5入りを目指す。ブラジリアン柔術のブラックベルトを持っているブレイディは、初めてムハマッドをサブミットしたファイターになろうとしている。
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