UFCが再びアブダビへ、一大イベントとしてUFC 294を実施

現地時間2023年10月21日（土）、UFCがアブダビを再訪する。世界最高峰の総合格闘技団体であるUFCが、エティハド・アリーナで再びイベントを実施することになった。

UFC 249は2019年に始まった、世界最高峰の総合格闘技団体とアブダビ文化観光局（DCTアブダビ）の画期的なパートナーシップの一部として、アラブ首長国連邦の首都で行われる最新のイベントになる。

UFC 294の対戦カードは後日発表されるものの、大きな期待が持たれるタイトル決定戦が含まれる予定だ。昨年にエティハド・アリーナにて満員御礼で実施されたUFC 280では、観客たちはイスラム・マカチェフがチャールズ・オリベイラを第2ラウンドで倒し、ライト級王者になる場面を目撃した。

2010年にアンデウソン・シウバが同郷ブラジルのデミアン・マイアと対戦したUFC 112から数えて、UFC 294はアブダビで行われる18回目のUFCイベントとなる。最初のイベント以降も、ハビブ・ヌルマゴメドフ、コナー・マクレガー、イズラエル・アデサニヤ、ハムザト・チマエフといった総合格闘技界で最も偉大なファイターたちがUAEの首都でパフォーマンスを披露してきた。

パンデミックの状況下でも、アブダビはUFCの重要なパートナーだった。世界中の多くのスポーツがイベントを延期する中、UFCは感染症対策がされたアブダビのファイト・アイランドでイベントを実施している。2020年7月から2021年1月にかけてUFCの12のイベントがアブダビで行われ、前例のない状況においてファイターたちは活動を継続し、ファンにエンターテイメントを届けることができた。

UFC会長のデイナ・ホワイトはこう語った。

「私がアブダビとそこにいる人々をどれほど愛しているかは、誰もが知っている。だからこそ、われわれは今年10月に素晴らしい対戦カードを擁するUFC 294でそこに戻ることにエキサイトしている。アブダビは何年もの間、UFCの全体的なビジネスにとって実に重要な部分であり、われわれはこの間にいくつかの信じられないくらい素晴らしいイベントを目にしてきた。UFC 294にはいくつかのビッグプランがあり、10月に行われるとてつもないバトルが待ちきれない」

DCTアブダビの観光総合ディレクターであるサレ・アル・ゲザイリーは記憶に残るイベントを約束している。

「アブダビとUFCは深く、信頼のあるパートナーシップを10年以上前から結んでいる。われわれはこの地域のファンたちの、世界レベルのイベントに向けた情熱や渇望を理解しており、われわれは共に、できる限り幅広い視聴者たちに訴求するファイトカードを届けようと、常に努力してきた。UFC 294と5回目の“アブダビショーダウン”は記録に残るものになるだろう。今後数カ月でファイトカードを発表するのを楽しみにしている」