ノゲイラ兄弟が2023年のフォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワードの受賞者に

UFC殿堂のメンバーであるホドリゴ・ノゲイラ（ミノタウロ）と元UFCライトヘビー級ファイターのホジェリオ・ノゲイラ（ミノトウロ）が、2023年の『Toyo Tires（トーヨータイヤ）』提供フォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワードに選ばれた。UFC殿堂の一員であるフォレスト・グリフィンの名を冠するこの賞は、卓越した慈善活動や、コミュニティに大きな影響を与える貢献をしたUFCアスリートを表彰するもの。

フォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワードは、毎年UFCオナーズの会長賞の一つとして、UFC会長のデイナ・ホワイトが選出。トーヨータイヤ®提供UFCオナーズは、各年に活躍したUFCアスリートや比類ないパフォーマンス、特別な瞬間を称えるために、毎年開催されている。

2023年のフォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワード受賞者であるノゲイラ兄弟は、自分たちの選ぶ慈善事業への寄付金として2万5,000ドル（約346万円）を受け取る。全ての寄付はトーヨータイヤの厚意による。

ノゲイラ兄弟は第11回UFCインターナショナルファイトウイークの期間中に、2023年UFC殿堂のセレモニーで表彰を受けることになっている。セレモニーは現地時間7月6日（木）にアメリカ・ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナで開催される予定。このイベントの模様は『UFC FIGHT PASS（UFCファイトパス）』でライブ配信される。

UFC会長のデイナ・ホワイトは「ノゲイラ兄弟はブラジルのコミュニティに自分たちの得たものを還元するという点で、本当に素晴らしいロールモデルになり、国中のたくさんの子どもたちの人生にポジティブなインパクトを与えてきた。UFC殿堂のインダクションセレモニーで彼らを表彰できるのは光栄だ」と語っている。

トーヨータイヤのイベント・スポンサーシップおよびモータースポーツ部門シニアマネジャーのスタン・チェンは「ホドリゴとホジェリオ・ノゲイラがフォレスト・グリフィン・コミュニティ・アワードの受賞者に選ばれたことを祝福します」と話し、こう続けた。

「ブラジルの8,500人以上の子どもたちに無償の指導や柔術のトレーニング、食事、用具を提供してきたノゲイラ兄弟の長きにわたるコミットメントは、自分以外の人々の人生を良くしようという彼らの献身を示している。UFC HOFインダクションセレモニーで彼らに会えるのを楽しみにしていると同時に、2万5,000ドルをブラジルのノゲイラ協会に寄付することで彼らの慈善活動をサポートできるのは光栄なことだ」

UFC殿堂の一員であるフォレスト・グリフィンは「ノゲイラ兄弟はMMAというスポーツのパイオニアであり、彼らは世界レベルでの生産性を持つ市民として、それぞれのコミュニティの人々にどのように影響を与えるかという部分で、他のアスリートにとって信じられないほど優れた模範になってきた」とコメントしている。

2007年、ノゲイラ兄弟はボクシングアカデミーでトレーニングを行うためにキューバを訪れた。そこで彼らは、キューバには挌闘技のトレーニングを青少年が不遇を乗り越えるためのモチベーションとして活用する文化があることを知る。

ブラジルに戻った兄弟は2020年に自分たちのチャリティーを正式に始動させた。そのミッションと目標は、ブラジルでも最もリソースの不足するコミュニティに居住する子どもや成人、中高年者のトレーニングを行うことで、総合格闘技というスポーツを発展させ、指導の機会を作るというものだった。彼らの組織は教育の重要性を強調し、生徒たちに変化と社会的共生のツールとしての挌闘技の価値を指導する中で、人生でもスポーツでも黒帯であれと働きかけている。

ノゲイラ・ブラザーズ・インスティテュートはその始動と同時にブラジルの7箇所で開設され、1万人以上の生徒が無料のトレーニング、教育、食事、衣服の提供を受けるのをアシストしてきた。現在はブラジルの7つの地域で2,100名の現役生徒が在籍している。

2023年6月、ノゲイラ兄弟は8つ目の拠点を開設する。それにより、さらに3,000人の生徒がデイリープログラムや食事、衣服、その他の必要なリソースの提供を受けられるようになるだろう。