ホワイト会長がUFC 299の対戦カードについて発表

UFC PPV 対戦カード
ノーチェUFC:ケビン・ホランド vs. ジャック・デラ・マダレナ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2023年9月16日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC via Getty Images)】
ノーチェUFC:ケビン・ホランド vs. ジャック・デラ・マダレナ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2023年9月16日(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 296終了後、UFC会長のデイナ・ホワイトが報道陣との話の中で2023年について振り返るのと同時に、アメリカ・フロリダ州マイアミで実施されるUFC 299に組まれた代表的な対戦についても触れた。

おそらく、最も注目を集めるのが、ここ5年の総合格闘技界(MMA)最も電撃的なストライカーとの評判を打ち立てたケビン・ホランドがUFCニューカマーの“ヴェノム”ことマイケル・ペイジが拳を合わせる一戦だ。36歳のペイジは強烈にコンペティティブなウェルター級のランキングで、急浮上することを願っているようだ。3月に組まれたこの試合はホランドにとって、オーストラリアの新星であるジャック・デラ・マダレナにスプリット判定負けを喫して以来のバトルとなる。

そのデラ・マダレナの次の試合は、元タイトル挑戦者であるギルバート・バーンズとの戦いになるという。16連勝中のデラ・マダレナは、デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズでUFCとの契約を獲得して以来、5勝0敗をマーク。対する37歳のバーンズは、これまでで最大の試練に直面することになる。2023年にニール・マグニーとホルヘ・マスヴィダルに対する勝利という強力なスタートを切ったバーンズだが、5月にケガに苦しめられた一戦でベラル・ムハマッドに判定負け。すべてのウェルター級ファイターがレオン・エドワーズと戦うチャンスを求める中、バーンズも今回の試合でタイトル争いに戻ることを狙っている。

今回発表されたウェルター級3試合のラストは、イアン・マシャド・ギャリーとジェフ・ニールの対戦だ。マシャド・ギャリーはUFC 296に登場する予定だったが、体調不良によってビセンテ・ルーケとの試合は流れている。“ザ・フューチャー”ことマシャド・ギャリーはUFC 292でニールと拳を合わせることになったが、ニールがこの試合から除外された。その後、マシャド・ギャリーはマグニーを相手に圧倒的な勝利を収めており、ニールはシャフカト・ラフモノフとの激闘で敗れている。

最後に、ホワイト会長は元王者のピョートル・ヤンと、新進気鋭の中国のスーパースター、ソン・ヤドンによるハイレベルでアクション満載のバンタム級マッチを発表。ヤンはタイトル獲得以来、厳しい時期を過ごしており、過去5戦中4試合を落としているものの、それでもこの階級において最も尊敬される選手の1人であることは変わりない。ソンに勝利できれば、30歳のヤンにとってタイトル再獲得に向けた大きな一歩になるだろう。一方、26歳のソンは過去6戦で5勝をマークしており、メインイベントでリッキー・シモンやクリス・グティエレスに見事な勝利を決めている。

UFC 299は日本時間2024年3月10日(日)にフロリダ州マイアミで実施される予定だ。
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