元チャンピオンのペティスは落ち着いた様子で打撃を打ち込んでいくが、最初にテイクダウンを成功させたのはポワリエ。ただ、ペティスはケージに押し込まれながらもチョークを狙うなど反撃のチャンスをうかがう。背中をマットにつけてしまい、マウントポジションを取られはしたが、すぐに返して今度はポワリエの足をつかみ、テイクダウンを仕掛けていった。スタンディングでも両者は激しく打ち合い、どちらも相手のパンチをまともに食らいながらも強烈なカウンターを打ち続けており、気迫を感じさせる殴り合いに観客も大いに沸いている。
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— UFC Japan (@ufc_jp) November 12, 2017
👊😤💥
激しい打ち合い🙌🙌🙌 pic.twitter.com/KlsrYzZ4z9
インターバルを経て少し息を吹き返した両者はジャブの応酬から、ポワリエがテイクダウンを成功させてマウントポジションを取り、ペティスの抵抗を受けながらもパウンドを見舞っていく。背後にまわられ、チョークの危機に直面したものの、うまく切り替えしたペティスが優位に立って反撃に。しかし、ポワリエも必死に防御してマウントポジションを取り戻した。2人とも流血がひどく、関節技狙いで組み付いても滑ってしまうようだった。いったんブレイクして血を拭き取り、再開後はペティスが下から足で相手の首を取りにいったが、極まりきらず。
き・・・ま・・・ら・・・・ないっ😱
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ポワリエ🆚ペティスの攻防戦💥#UFCファイトナイトノーフォーク pic.twitter.com/EWHFgHYooD
続くラウンドもポワリエが優位なポジションを取り、ペティスの背後にまわってチョークを仕掛けにいったが、これをペティスが切り返す。しかしながら、上向きになったところで腹部を痛めた様子のペティスがタップし、試合終了となった。
ライト級マッチ 5分5ラウンド
○ダスティン・ポワリエ vs. アンソニー・ペティス●
3ラウンド(2分08秒)TKO
ダスティン・ポワリエ
「最高だよ。みんな、俺のことを指差してデカい試合で失敗するとか言ってきたけど、これで2人のチャンピオンに連勝だ。相手がテイクダウンを狙ってくることは分かっていた。でも、俺もアメリカン・トップ・チームで5年を過ごしているし、レスリングだってお手の物さ。やらなきゃいけないことがたくさんあったのも分かっていたから、とにかくがんばってきた。ちょっと変な感じだ。肩固めかリアネイキドチョークを狙っていこうと思っていた。相手が痛めたみたいで、パワーが失われていったんだ。試合をしていると相手が折れた瞬間を感じる。これをたくさんの相手にやってきた。俺は最悪で最高だからな。これを気に入っている。そのために生きているようなもんだ。くっちゃべって罵り合って、アホみたいに演じてるって? そんなことはしないさ。俺は戦う」