日本時間12月10日(日)、アメリカ・カリフォルニア州フレズノのセーブ・マート・センターでUFCファイトナイト・フレズノが開催され、バンタム級のアレハンドロ・ペレスとユーリ・アルカンタラが対戦した。
序盤は相手の動きを見て手数が少なかったものの、一発ずつ有効打をマークした後、カウンターを狙うアルカンタラがどっしりと構える一方、ペレスはステップを踏みながらリズムに乗っていく。足技できっかけを作ろうとローキックやミドルキックを放つアルカンタラは距離を詰めて組み付くが、ペレスが退けてテイクダウンを取らせない。
ペレスが積極性を見せた第2ラウンドはアルカンタラがボディキックを狙ったところ、ペレスが足をつかんで応戦。これでアルカンタラがバランスを崩すも、すぐに立ち上がっている。左のストレートを当てたアルカンタラはボディキックを放ちながらテイクダウンのチャンスをうかがうが、ペレスも必死に守ってチャンスを与えなかった。
最終ラウンドを迎えてなお流れは大きく変わらず、何度か打撃の応酬はあったものの、2人とも距離を取って攻撃のチャンスを待つ。残り2分を切ってペレスがアルカンタラをケージ際に追い込み、膝蹴りを入れてテイクダウンを狙ったが、攻めどころなくいったんブレイク。足元を崩されたアルカンタラが2度のダウンを喫するも、飛び膝蹴りをペレスのアゴに打ち込んで試合終了を告げるホーンが鳴った。
判定の結果、3名のジャッジはいずれもペレスの勝利を支持している。
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○アレハンドロ・ペレス vs. ユーリ・アルカンタラ●
判定3-0(30-27、29-28、29-28)
アレハンドロ・ペレス
「自分のパフォーマンスにはかなり満足感があるけれど、今日の試合からまだたくさんのことを学ばないといけないのも分かっている。ゲームプラン通りにできたと思う一方で、もっとヒットできたんじゃないかとも思う。相手は予想していた通りにやってきたし、こっちがトレーニングしたことをやってきた。相手はかなり経験があるし、試合中もかなり集中していたけど、俺は練習通りのことができたし、勝利も手に入れた。今回の勝利でトップ15に入れるはず。相手はかなりタフだったし、経験豊富だったからね」
ペレスがアルカンタラに判定勝ち
UFCファイトナイト コメント 試合結果