日本時間12月10日(日)、アメリカ・カリフォルニア州フレズノのセーブ・マート・センターでUFCファイトナイト・フレズノが開催され、フランキー・サエンツとメラブ・ドバリシビリによるバンタム級マッチが行われた。
開始と同時に攻めていったドバリシビリはケージにサエンツを押し込んでいくが、組み付きが解かれた後、強烈な膝蹴りを食らってしまう。それでもタックルからテイクダウンに持ち込んだドバリシビリは逃げられてもなおテイクダウンを奪ったものの、サエンツが膝蹴りで応戦。その後もしつこくテイクダウンを狙っていくドバリシビリに対し、サエンツが巧みに防御して打撃を見舞っていった。
第2ラウンドも開始10秒でドバリシビリがテイクダウンを取ったものの、サエンツに逃げられて技をかけるには至らない。サエンツはテイクダウンを退けつつ、コンビネーションを決めてプレッシャーをかける。
やや疲れを見せながらも積極的に仕掛けたドバリシビリは最終ラウンドでもテイクダウンを取った。サエンツも相手の組み付きを利用してケージに押し込み、残り2分を切ってからはクリンチから膝蹴りを見舞っている。終盤にはサエンツが有効打を重ね、フルラウンドの末、スプリット判定でサエンツに軍配が上がった。
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○フランキー・サエンツ vs. メラブ・ドバリシビリ●
判定2-1(28-29、29-28、29-28)
フランキー・サエンツ
「相手のレスリング技はすごくて、かなり手ごわかったし、クリンチもタフだった。きっと疲れてくるだろうと思っていたのに、ラウンドを重ねていくとさらに厳しくなった。かなりタフなヤツだったし、UFCで長く活躍してほしいと本気で思っている。スタンディングで勝てる気がしたんだけど、相手のクリンチがタフなのは分かっていたし、トレーニングでかなり取り組んできた部分ではあったけれど、第1ラウンドが終わったら疲れてくると見込んでいたところが大きかった。相当、手を焼かされたよ。膝で切り崩しにいったんだけどね」
UFCデビューのドバリシビリが果敢に攻めるもサエンツが競り勝つ
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