日本時間12月17日(日)、カナダ・マニトバ州ウィニペグのベルMTSプレイスにてUFCファイトナイト・ウィニペグが開催され、ジョン・マクデッシとアベル・トルヒーヨによるライト級マッチが行われた。
どちらも相手の出方をうかがいつつも、先に動いたトルヒーヨが有効打を稼いでマクデッシにプレッシャーをかける。マクデッシの指がトルヒーヨの目に入ってしまい、一時中断を強いられたものの、再開後は両者が距離を詰めて攻めの姿勢を見せた。飛び蹴りしようとしたトルヒーヨが足を滑らせてマットに倒れた際はマクデッシが数発のキックを入れたが、最終的にはトルヒーヨが立ち上がってスタンディングに戻っている。ラウンド終盤にはトルヒーヨが金的蹴りを受けてしまい、再び中断となったものの、無事に再開した。
第2ラウンドにはトルヒーヨがタックルで攻め込み、ケージ際に追い込んで組み付いたところから体を引きずり落としてテイクダウンを狙ったが、マクデッシも懸命にディフェンスして難を逃れている。マクデッシの強烈なローキックで足元がふらついたトルヒーヨはその後もボディキックやジャブを打ち込まれ、徐々にダメージがたまっていく。反撃に出たいトルヒーヨだが、このラウンドはマクデッシが主導権を握り続けた。
また“お見合い”の時間が長く続いた最終ラウンドはマクデッシの打撃を受けたトルヒーヨがジャブと蹴りで応戦。トルヒーヨはジャブを当てているものの、マクデッシをダウンさせるほどのパワーでは打ち込めておらず、フィニッシュのチャンスはなかなかやって来ない。終盤、マクデッシが猛攻を仕掛けていったが、大きな展開のないままに試合終了を迎えた。
判定の結果、ユナニマスデシジョンでマクデッシに軍配が上がっている。
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ジョン・マクデッシ vs. アベル・トルヒーヨ●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)
ジョン・マクデッシ
「相手があんなに落ち着いていたのにはびっくりしたけど、今日のサプライズはそれだけだった。デューク・ルーファスと新しいチームと一緒に取り組んできたハードワークのおかげ。もっとダイナミックな打撃を食らわせられるようにしたいとか、いろいろと変えたかったんだ。今日はそれができた。アプローチは伝統的なスタイルのカラテだけど、それがかなりうまくいったと思っている。次の対戦相手は特に思いつかない。コーチに任せるよ。戻ったらまたトレーニングに励んで、誰が一番意味のある相手か考えていきたい」
トルヒーヨに判定勝ちしたマクデッシ
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